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柳田悠岐の復帰戦で、ソフトバンク三軍が”参考記録”のノーヒットノーラン

田尻耕太郎スポーツライター
先発した佐藤宏樹。慶應義塾大から20年育成D1位で入団。(今年3月に筆者撮影)

 4月22日、福岡ソフトバンクホークス三軍は、四国アイランドリーグplusとの定期交流戦で徳島インディゴソックスとタマホームスタジアム筑後(以下タマスタ筑後)で対戦した。

【4月22日 定期交流戦 タマスタ筑後 189人】

徳島     `000000000 0

ソフトバンク `000000000 0

<バッテリー>

【IS】白川、福田、大木、野木――北村

【H】佐藤宏、木村、瀧本、桑原、フェリックス――石塚

<本塁打>

なし

<スタメン>

【IS】6森田 7茶野 8井上 3坪井 D平尾 9増田 5足立 2北村 4古川

【H】5小林 7早 4周東 D柳田 2石塚 6勝連 3伊藤 8山本 9川村

<戦評>

 左肩腱板炎で一軍を離脱した柳田悠岐外野手が実戦復帰。4番・指名打者でスタメン出場し、2打数無安打だった。2打席とも遊ゴロに倒れた。また、昨オフの右肩手術から復帰を目指している周東佑京内野手は3番・二塁でスタメン。右飛、一ゴロでこちらも2打席で交代した。

 両チームともホームが遠い中、ソフトバンク打線も4安打と振るわなかったが、2番の早真之介外野手が4打数2安打と気を吐いた。

 柳田復帰に大注目が集まる中、若鷹投手陣が快投を見せた。5投手でノーヒットノーラン継投を達成した。引き分け試合のため、チーム記録としても参考記録となったが、ソフトバンク三軍が四国アイランドリーグplusを相手に無安打無得点試合を達成したのは2019年4月16日の高知ファイティングドッグス戦(高知市野球場)以来。なお、この時は渡辺健史投手(現ソフトバンク打撃投手)が完全試合を成し遂げた。(了)

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ソフトバンク5投手“ノーノー”継投の足跡

【一回表】

<投手=佐藤宏樹>

森田 一ゴロ

茶野 二ゴロ

井上 空三振

【二回表】

坪井 一ゴロ

平尾 空三振

増田 四球

足立 遊ゴロ

【三回表】

北村 中飛

古川 空三振

森田 空三振

【四回表】

<投手=木村大成>

茶野 四球

井上 空三振

(茶野、一塁牽制アウト)

坪井 三ゴロ

【五回表】

<投手=瀧本将生>

高卒1年目、育成11位入団の瀧本(今年3月、筆者撮影)
高卒1年目、育成11位入団の瀧本(今年3月、筆者撮影)

平尾 一ゴロ

増田 右直

足立 遊ゴロ

【六回表】

北村 空三振

古川 一ゴロ

森田 遊ゴロ

【七回表】

<投手=桑原秀侍>

2年目の桑原は、今年本格的に「二刀流」にも挑戦している(2月キャンプで筆者撮影)
2年目の桑原は、今年本格的に「二刀流」にも挑戦している(2月キャンプで筆者撮影)

茶野 左飛

井上 左飛

坪井 左飛

【八回表】

平尾 右飛

増田 見三振

足立 左飛

【九回表】

<投手=フェリックス>

北村 遊ゴロ

高島(代打) 見三振

森田 見三振

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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