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ソフトバンク又吉克樹が筑後で自主トレ公開。結婚も発表し「その意味でも心機一転」

田尻耕太郎スポーツライター
左手の薬指には指輪(筆者撮影)

 国内FA権を行使してソフトバンク入りした又吉克樹投手が20日、移籍後初めて福岡県筑後市のHAWKSベースボールパーク筑後を訪れて自主トレを公開した。

在来線で筑後へ

 当初は新幹線で福岡市内から移動するはずだったが、「新幹線の時刻表を調べていなかった」と苦笑い。最寄りの筑後船小屋駅に停車する新幹線は本数も少ないため、在来線を利用して約1時間かけて筑後へやって来た。「でも、電車で立って、車窓の眺めを見ながら今日の練習の事など色々と考えることが出来た。却ってよかったと思う」とポジティブに捉えていた。

 この日はランニングとキャッチボール、体幹トレーニングなど2時間半のメニューを行った。筑後第二球場でキャッチボールを行った際には東浜巨投手とニアミスした。

「同じ沖縄出身で同級生ですし、僕にとっては高校時代のスーパースターだった。その選手と同じユニフォームを着て投げられるのが嬉しい。交流戦の時に、彼がホークスで先発して、僕がドラゴンズで抑えをした試合があってそれを感じたことがありましたが、これからはより一層それを感じると思います。彼の勝ち1つに貢献できるように頑張っていきたいです」

 沖縄出身のリリーバーといえば嘉弥真新也投手もいる。沖縄リレーの実現を心待ちにしていた。

2・1ブルペン入りは「決めていない」

 キャッチボールではすいすいと距離を離し、約70mの遠投を行った。福岡入りする前に、鳥取市にある「ワールドウイング」に立ち寄ってトレーニングを行い、傾斜の上でも投げてきたという。

「だけど、そこまで傾斜はきつくないし、実際の硬いマウンドで投げると違うと思う。ギャップが生まれないように、しっかり慣らしていきたい。2月1日に投げるかどうかも決めていません。寒さが分からないので。寒いのにわざわざ(ブルペンに)入ることもない。環境とも照らし合わせながら、じっくりやりたい」

 また、今月11日に6つ下の一般女性と入籍したこともこの日発表した。「その意味でも心機一転。しっかり頑張ります」と言葉に力を込めた。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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