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【ホークス育成新人紹介4位~6位】147キロ左腕が闘志メラメラ。「一番目立ちたい」

田尻耕太郎スポーツライター
ノックでボールを追う三浦

 今年はソフトバンクに19名ものルーキーが入団してきた。そのうち14名が育成ドラフト指名選手。あまりの人数の多さに、これまで各メディアでも殆どスポットが当てられていない各選手について、ここでは紹介をしていく。

 今回は育成ドラフト4位~6位までの3名だ。

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育成4位三浦「悔しい気持ちはある」

 育成ドラフト4位の三浦瑞樹は東北福祉大からの入団だ。同大学からは本指名5位で大竹風雅も入団している。2人とも投手だ。「悔しい気持ちはあります」と本音を隠さない。「でも、ユニフォームを着れば同じ土台に立つわけですし、先に自分が一軍に上がって投げるという気持ちを強く持っています。2月のキャンプはもちろん、1月の新人合同自主トレからアピールして、一番目立っていきたい」と意気込みを表した。

 上背はそれほどないが、最速147キロの直球を投げ込む左腕。チェンジアップも巧みに操り、スカウトからは「技巧派」とも評される器用さを持ち合わせている。育成枠だが、即戦力としての期待もかかる。

三浦瑞樹(みうら・みずき)投手

 1999年9月2日生まれ、22歳。神奈川県出身。左投左打。身長173cm、体重77kg。A型。小学校時代は大和中央クラブ、中学校時代は横浜瀬谷ボーイズでプレー。盛岡大附属高校から東北福祉大学を経て2021年育成ドラフト4位で入団。背番号140。

 ソフトバンクの松本裕樹は中・高の先輩。そして津森宥紀が大学の先輩にあたる。

 高2から3季連続で甲子園に出場。高3では春夏ともにベスト8に進出した。好きな食べ物は焼肉。嫌いな食べ物はトマト。好きな言葉は気感動。

育成5位田中怜「趣味はダンスとバスケ」

田中怜利ハモンド(たなか・れいり・ハモンド)投手

 2004年1月17日生まれ、17歳。東京都出身。右投右打。身長190cm、体重83kg。O型。板橋区立若木小学校時代はグリーンファイターズ、中台中学校では東板橋リトルシニアに所属。帝京第五高校から2021年育成ドラフト5位で入団。背番号145。

 投手歴2年ながら最速145キロ。球速表示以上に強さとキレを感じるのが最大の魅力だ。

 性格はマイペース。趣味はダンスとバスケ。好きな食べ物は洋ナシ、みかん、りんご。嫌いな食べ物はねぎ、たまねぎ、豆腐、たまご、ナス、パプリカ。好きな言葉は下剋上。

育成6位加藤洸「とにかく野球好き」

加藤洸稀(かとう・こうき)投手

 2003年7月21日生まれ、18歳。兵庫県出身。左投左打。身長175cm、体重76kg。A型。姫路市立城陽小学校時代は旭陽パワーズ、山陽中学校時代は龍野ボーイズでプレー。滝川第二高校から育成ドラフト6位で入団。背番号147。

 最速142キロ。2種類のスライダーやカーブ、チェンジアップなど変化球は多彩。

 とにかく野球好き。野球に対する思いは負けませんと自己アピールする。好きな食べ物は肉、魚。嫌いな食べ物はレバー、貝類。

※写真はすべて筆者撮影

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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