Yahoo!ニュース

ソフトバンク2軍に優勝マジック12が点灯!美間が2ラン&4打点の活躍

田尻耕太郎スポーツライター
長打力でもっとアピールを!(写真は別試合日に撮影したもの・筆者撮影)

 9月1日、福岡ソフトバンクホークスの2軍はウエスタン・リーグで阪神タイガース2軍と対戦した。

2番手杉山が3回完全4K

【9月1日 ウエスタン・リーグ タマスタ筑後 1,491人】

阪神     000000001 1

ソフトバンク 00302000× 5

<バッテリー>

【T】●横山(0勝1敗)、岡本、福永、石井――片山

【H】笠谷、○杉山(2勝0敗)、大竹、板東――栗原

<本塁打>

【H】美間4号 【T】熊谷2号

<戦評>

 首位ソフトバンクが2位阪神とのカード3連敗を阻止。快勝でついに優勝マジック12を点灯させた。

 三回、1死満塁から5番美間が阪神横山の緩いボールにしっかり我慢してセンター前へ運ぶ2点適時打を放ち先制。なおも2死二、三塁から8番栗原が放った遊撃内野安打がタイムリーとなって追加点を挙げた。

 さらに五回は四球の江川を一塁に置いて美間が今度は内角球を力強く引っ張って左越えに4号2ランを叩き込んだ。美間は4打点の活躍。さらに栗原は4打数4安打1打点と気を吐いた。

 投げては先発の笠谷が3回2安打無失点。バトンを受けた2番手杉山は3回完全4奪三振の快投で2勝目を挙げた。(了)

**********************

 ソフトバンクが優勝マジック12を点灯させた。

 首位のソフトバンクの54勝41敗8分に対して、2位阪神は51勝48敗5分。ゲーム差は「5」となっている。

 阪神が残り17試合を全勝した場合の勝率が.586となる。ソフトバンクは仮に阪神との直接対決の3試合を全敗し、さらにもう1試合に敗れて12勝4敗だったとしても最終勝率が.595となり上回ることが出来るため、マジックナンバー12の点灯となった。

 ソフトバンクは残り17試合のうちホームゲームは9月21日~23日の広島戦(タマスタ筑後)の3試合のみ。今後長いロードが待っており、3年ぶりのリーグ優勝は現時点ではビジター決定が濃厚となっている。

ソフトバンク2軍の9月試合予定

3日~5日 対広島(由宇)

10日~13日 対オリックス(オセアン)

14日~16日 対広島(由宇)

21日~23日 対広島(タマスタ筑後)

25日~27日 対阪神(鳴尾浜)

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

田尻耕太郎の最近の記事