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7月中にもマジック点灯!? ホークス松田選手会長「負けている感じがしない」

田尻耕太郎スポーツライター
今季もヤフオクドームに歓喜が訪れるか(写真:アフロ)

あっというまに「6差」

パ・リーグ連覇へひた走るホークスの大独走劇が、いよいよホンモノになってきた。後半戦最初のカードだったマリーンズ2連戦を連勝。日々、今季最多貯金を更新し、「24」に膨らんだ。

一方で上位を争う2位・ファイターズと3位・ライオンズが躓いている。

直近5試合の星取表は以下のとおり

ホークス   ◯●◯◯◯

ファイターズ ◯●●●●

ライオンズ  ●◯●●●

2位だったリーグ再開時から、驚異の「16勝4敗」

ゲーム差が一気に広がった。2位に「6」、3位には「9.5」の大差だ。選手会長の松田宣浩は「(交流戦後の)リーグ再開から一気に強くなった感じがする。負けている感じがしないです」と話す。

言われてみれば、確かにそうだ。交流戦終了時点ではまだ、ホークスはパ・リーグ2位だった。再開最初のカードファイターズ3連戦に全勝して順位をひっくり返すと、一気に大きな流れに乗った。リーグ再開からここまで16試合を戦い、戦績はなんと16勝4敗! 連敗は1度もない。

7月中に優勝マジックか

ついには、「30日にもマジック42点灯」というニュースも。

7月中の優勝マジック点灯となれば異例のことだ。ちなみに、プロ野球最速マジック点灯の記録を持つのはホークス。南海ホークス時代の1965年7月6日にマジック「65」を点灯させた事例がある。(最終的には2位に12ゲーム差をつけて優勝)

昨年は「優勝マジックが点灯せずに優勝」という、これまた極めて異例な形でリーグ制覇を果たしたホークスだったが、今季はプロ野球史上に残る独り旅でゴールテープを切ることが出来るだろうか。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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