Yahoo!ニュース

18歳新人捕手栗原の打撃力に注目! 伊藤大は快投、6者連続Kだ

田尻耕太郎スポーツライター

左腕笠原が5回4失点

4月15日(水)、ホークス3軍と四国アイランドリーグの定期交流戦が雁の巣球場行われた。アイランドリーグ、高知ファイティングドッグスとの対戦。

高知FD   101020000 4

ソフトバンク 300000100 4

<バッテリー>

【FD】松本、ベニテス、ルイス、エバン――夏山

【H】笠原、中村恵、日高、伊藤大――張本

<本塁打>なし

【戦評】

両者譲らず引き分けた。ソフトバンクは先制を許すも1回裏に4番・張本、5番・幸山が連続タイムリー二塁打を放って3点を奪い逆転。だが、先発の笠原大芽が安定せずに、5回には味方失策後に3安打を浴びるなど踏ん張れず5回4失点と課題を残した。1点を追いかける形となったソフトバンクは7回に2番・宮崎が積極的な走塁で二塁打とすると、続く栗原がタイムリー三塁打を放って追いついた。

宮崎駿も3安打でアピール

【雑感】

鷹3軍打線が前日に続く2桁安打(11本)と元気だ。2番に座った宮崎駿と3番の栗原陵矢がそれぞれ3安打をマークした。栗原は高卒ルーキーのドラフト2位入団捕手。1月の自主トレで足を痛めた影響で守備に就くようになったのは最近(この日は一塁手で出場)だが、バッティングの評価は高く、前日紹介した張本とともに「打てる捕手」として面白い存在になりそうだ。

投手では伊藤大智郎の快投が光った。8回から登板すると2回を投げて6者連続三振を奪った。今年1軍のオープン戦にも登板した右腕は、もはや3軍では格が違い過ぎるようだ。一方で笠原大芽は今季ウエスタンの開幕投手を任されながら調子が上がってこない。やや心配だ。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

田尻耕太郎の最近の記事