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世界チャンプ!”ボクシング界のゆうこりん”黒木優子選手がノーバン始球式!

田尻耕太郎スポーツライター
世界チャンプの黒木優子選手
世界チャンプの黒木優子選手

”世界一”のパンチと「女子力」のギャップ

ヤフオクドームのグラウンドに立つ1人の美女。一見どこにでも居そうな女の子だが、左肩にかかる緑のベルトはボクシングWBCの世界チャンピオンベルトである。そう、彼女は”世界一強い美女″なのだ。

28日、ヤフオクドームでのソフトバンク×日本ハムの始球式を務めたのは、ボクシングWBC女子ミニフライ級チャンピオンの黒木優子選手だ。黒木は福岡出身の23歳で、現在も福岡在住。今年5月に世界王座に就いた。

彼女の魅力はなんといってもギャップだ。女子ボクシング界では異彩を放つ“女子力”の高さ。普段着は主にミニのワンピース。調印式に振袖で登場したこともある。先月、雑誌「Friday」での取材に伺った際にも「女子ボクサーってどうしても男っぽい人が多いんです。調印式にもスッピンに、ジャージで短パンが当たり前みたいな雰囲気ですが、私はそれが信じられない! 女の子に生まれたからにはキレイに見られたいですから」と語っていたのがとても印象的だった。

いざ始球式では「これまでキャッチボールはしたことがなかった」と言いながら、細川亨選手のミットへノーバウンドで収まる力強い投球を見せた。また、一塁側のホークスベンチでは選手やコーチが「ほんとに世界チャンピオンですか??」と早くも“ギャップ”に打ちのめされていた様子だった。

また、黒木は11月1日(土)に福岡市のアクロス福岡で初防衛戦に臨むことが決まっている。

関連リンク:黒木選手所属ジム「YuKO フィットネス ボクシング ジム」

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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