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【四国地方】あす7日(木)を中心に雪を伴う荒れた天気のおそれ 猛烈な寒さにも注意

鈴木悠気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ所属
昨年2020年12月31日午前9時の雲の様子(ウェザーマップ提供)

この冬1番強い寒気が流れ込む

 昨年2020年の年末には、四国地方に平年より強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まりました。そのため広く風が強まり、海上では波も高く交通機関に影響も発生しました。また、愛媛県や徳島県の山地を中心に積雪が増え、平地でも雪の舞う所があったことは記憶に新しいのではないでしょうか。

 そのときより強い寒気が、あす7日(木)を中心に四国地方に流れ込む見通しです。上空1500メートル付近では、平地でも大雪の目安となるような-12度以下のこの冬1番強い寒気が流れ込み、四国地方全体を覆うでしょう。冬型の気圧配置が強まりそうです。

あす1月7日午後9時の予想天気図と上空の寒気の予想(ウェザーマップ提供)
あす1月7日午後9時の予想天気図と上空の寒気の予想(ウェザーマップ提供)

荒れた天気となり交通機関に影響も

 この強い寒気は9日(土)ごろまで四国地方に居座る見通しです。そのため、あす7日(木)から9日(土)にかけて雪が降ったりやんだりとなり、山地では大雪になるおそれがあります。平地でも再び雪が舞い、雪が積もる可能性もあります。

 また、あす7日(木)明け方から昼過ぎにかけてを中心に、海上では非常に強い風が吹き、荒れた天気になる所がありそうです。大雪、強風や高波などによって、再び交通機関が大きく乱れるかもしれません。

あす1月7日朝に予想される風(ウェザーマップ提供)
あす1月7日朝に予想される風(ウェザーマップ提供)

■あす7日(木)に予想される最大風速(最大瞬間風速)

 瀬戸内側 陸上 15メートル(30メートル)

 瀬戸内側 海上 20メートル(30メートル)

 太平洋側 陸上 15メートル(30メートル)

 太平洋側 海上 20メートル(30メートル)

■あさって8日(金)に予想される最大風速(最大瞬間風速)

 太平洋側 陸上 10~14メートル(20~25メートル)

 太平洋側 海上 15~19メートル(20~30メートル)

 陸上では風に向かって歩けず、転倒する人が出たり、高速道路の運転中は横風に流される感覚が大きくなるような風が見込まれています。

■あす7日(木)に予想される波の高さ

 瀬戸内側 2メートル

 太平洋側 3メートル

■あさって8日(金)に予想される波の高さ

 太平洋側 2.5メートル~3メートル

あす1月7日から9日までの48時間に予想される降雪量(ウェザーマップ提供)
あす1月7日から9日までの48時間に予想される降雪量(ウェザーマップ提供)

■あす7日(木)午前6時~あさって8日(金)午前6時までに予想される24時間降雪量(多い所)

 平地 5~10センチ

 山地 10~20センチ

■その後、9日(土)午前6時までに予想される24時間降雪量(多い所)

 平地 5~10センチ

 山地 10~20センチ

 四国地方はあす7日(木)から9日(土)にかけて、強風、雪による見通しの悪化に注意・警戒し、高波にも注意してください。積雪や路面の凍結による交通障害も注意が必要です。雪道の運転は必ず冬用タイヤにし、場合によっては外出は控えた方がいいかもしれません。

 また、着雪による倒木や電線などの断線が発生し、停電するおそれもあります。停電対策ができているのか、きょう6日(水)中に改めて確認しておきましょう。農作物やビニールハウスなど農業施設の管理にもご注意ください。

体にこたえる猛烈な寒さ

 気温は朝と日中ともに平年より低く、大幅に低くなる所もあるでしょう。この冬1番の寒さになりそうです。特にあさって8日(金)から9日(土)の松山と高松の最高気温は2度から3度と、昼間の平地でも霜や氷が溶けにくいような気温が見込まれています。

きょう1月6日午前5時発表の週間予報(ウェザーマップ提供)
きょう1月6日午前5時発表の週間予報(ウェザーマップ提供)

 さらに、冷たく強めに吹く風も加わりますから、体感温度は昼間でも氷点下くらいに感じられるかもしれません。マフラーや手袋などに加えてカイロなども活用し、これ以上ないくらいの万全の寒さ対策をした方がいいでしょう。最低気温は平地でも氷点下になる日がありそうです。内陸や山沿いではさらに気温が低くなりますから、水道管の凍結にも気をつけた方がいいでしょう。

【参考資料】

高松地方気象台 風雪と高波及び大雪に関する四国地方気象情報 第3号

気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ所属

1988年東京都出身。中学生のときに空を見上げ「なんで空は青いのだろう」と疑問に思ったことをきっかけに、天気に興味を持つ。大学4年次に気象予報士試験に合格。大学院まで気候学研究を実施。親しみやすく、時には災害から命を守る気象予報士になるべく活動中。

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