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アートの新しい地平線を切り開く「STUDIO Gallery: NOMA」:大地さんに聞く(1)

鈴木崇弘一般社団経済安全保障経営センター研究主幹
「STYDIO Gallery: NOMA」イメージ画像 写真:同所提供

 「STUDIO Gallery: NOMA」というあまり聞きなれない名称の空間が、本年3月にGINZA SIXに新しくオープンした。その外見からすると、カメラやアート作品等が並び、人々が集まり、会話を交わしているようだ。筆者は、現地を訪問しお話を伺ってもみた。どうやら、アートやエンターテインメントに関わる活動をする場所のようだ。だが、いまひとつどのような活動やビジネスをする場所なのかわからない。そこで、「STUDIO Gallery: NOMA」代表でありギャラリストである大地さんに直撃インタビューをしてみることにした。

 本記事は、4回構成で、そのインタビューの内容を紹介するものである。それを通じて、エンターテインメント(エンタメ)やアートにおける新しい試みや活動の可能性について紹介していきたい。

 なお、国際映画のスタッフルームを公開する「STUDIO Gallery:NOMA」でギャラリストを務めた坂本大地、及び、SynchroArt Foundation(saf)は、取り扱い映画の撮影開始を見届け、2022年7月1日に、店舗名を「Saf Gallery」に変更・改装OPENした(注)。

・大地さんインタビュー動画

「STUDIO Gallery:NOMA」について

鈴木(以下、S):今日は「STUDIO Gallery: NOMA」の代表でギャラリストの大地さんを、突っ込み取材、インタビューをさせていただこうと思っています。よろしくお願いします。

大地さん:よろしくお願いします。たくさんの業界の先輩たちが集まるこの場で代表という肩書はとても重いですが、こちらでギャラリストとして活動している、大地です。よろしくお願いします。

S:この場所というか空間を、私は偶然に知ってですね、今日はこのような取材をさせていただくことになりましたが、まだ「STUDIO Gallery:NOMA」については、半分わかっているような、半分わかっていないような状況にあります。というのは、この空間を外から見ると、人がたくさんいて、カメラがあったり、この辺りに絵や、いろいろとあったりして何となくの雰囲気はわかります。でも、何をやっているのかというのが、STUDIO Galleryの名称も含めて、いま一つわからないのです。代表である大地さんの方から、できるだけ簡潔にご説明いただければと思います。

大地さん:ありがとうございます。「STUDIO Gallery:NOMA」という形ですが、STUDIO Galleryから少しひも解いていきます。

「Gallery」というのは、アートと出会い、アーティストと出会い、コレクターとのコネクションを拡大したりする、社交場のようなイメージもあります。他方で、「STUDIO」というのは、一般の方がどうしても立ち入ることができない職人たちの聖域です。それをギャラリー(見ることが)できる場でもあるのです。つまりアーティストの真の素の姿や制作過程(プロセス)を見たり、関わったりすることにフォーカスすることができるスタイルをとっているのです。

 本当にわかりやすい言葉でお願いしますと言われたので、もう少し説明させていただきます。

「STUDIO Gallery: NOMA」は多面的な空間 写真:筆者撮影
「STUDIO Gallery: NOMA」は多面的な空間 写真:筆者撮影

S:ぜひよろしくお願いします。

大地さん:アートやエンタメでは、「制作活動」と「創作活動」とあります。手を動かしているときは「制作活動」しています。ただ、本当にアートが生まれる瞬間は、その前に頭を悩ませたり、宇宙と交信して、イマジネーションしたりしている瞬間が本当のアート活動です。それは「創作活動」といわれています。後者が公開されることはほぼありません。ライブペイントなどはいわゆる制作活動の公開ですよね(注1)。僕は、ここでは、「創作活動」までできれば公開したいと考えています。それは簡単なことではありません。アーティストさんも人なので、見られていたらなかなか素が出せなかったりすると思いますが、それでも、アーティストの人には、たくさんコミュニケーションを取って、そういうことをしたいのだというコンセプトをしっかり伝えて、やっていただくことを考えています。因みに、この空間が既に公開してもう1カ月以上たっていますので、初期からいるアーティストの人はかなりさらけ出し始めています。

S:興味深い試みですね。

大地さん:実際涙を流しながらぶつかり合って、いいたいことをいっていたりします。でも、はじき返されたりして、持ち帰って端でうずくまりながら「うーん、うーん」とすごく考え込むようなことになったりしてきています。

S:もう格好良くやっているような時間は過ぎてしまって、ぶっちゃけた話、本心や本番を見せざるを得ないような状況になっているということですね。

大地さん:そうです。このような対談のときなどは、どうしても皆さん格好つけた話をします。しかし、ドキュメンタリー映画もわれわれは今つくっているのですが、ドキュメンタリーのカメラでは、ばっちりとここでの日々がとられて、公開されているわけです。ドキュメンタリー映画よりも、ここに実際に来ていただいて、アーティストさんたちと触れ合うことが一番、人間の真のクリエーティブな瞬間に触れることができると思います。もちろん映画作品は発表します。しかしここで一番提供したいのは、その作品の創作や制作の過程の体験になります。そういったコンセプトです。

GINZA SIXに拠点がある意味について

S:ご説明ありがとうございます。ところで、この「STUDIO Gallery: NOMA」は、日本の銀座のそのなかでも、ハイブランドの情報発信基地の中心の一つであるGINZA SIXに居を構えています。それはなぜですか。

大地さん:僕自身はこれまでずっとアートギャラリーを何カ所もやってきています。最初は僕自身の作品の発表から始まりました。しかし、自分の作品の発表だけでは、やはり伝わらない人たちがいます。どうしてもアートは好き嫌いがありますし、そもそも僕個人だけでは伝えられない部分があります。人により、賭けている人生や生まれてきた環境、ルーツが全部違いますので。生まれてきた環境、ルーツや文化が違う。そのような経験から、いろいろなアウトプットや表現手段を持ったアーティストの方々をたくさん集めて一緒に発表したいと考えて、これまではいくつかのオープンのギャラリーで、たくさんのアーティストの方々が常駐するという形で開催してきました。昨年までは銀座の路面店の方で開催していたわけです。

 そのようななかで、GINZA SIXさんとお話があったわけです。GINZA SIXは、銀座で最大、最高収益の商業施設でありながら、そのVIP層、つまり一番お金を使うといわれる層が、20代から40代が中心なのです。その世代は、ミレニアル世代(注2)と呼ばれていますね。

S:その世代対象の施設は、銀座では珍しいですね。

大地さん:珍しいです。はい。他の商業施設さんたちはやはり60代や80代の方が多いわけです。ところが、GINZA SIXは対象がその世代ですから、お店とお客さまという関係よりも、お互いに一緒に何かしていこうというウエルカムな空間や施設ができると思いました。その意味から、「STUDIO Gallery:NOMA」の扉をくぐってこられる方はお客さまではありません。ですから、わたしたちは接客をしません。

S:そうなのですね。面白い視点ですね。

大地さん:一緒にプロジェクトに乗っていこうというクルーの募集をしているので、ここに入ってきたら、もう仲間として対応しますので、少し覚悟をしてくださいという感じです。

S:では、そのあたりに「三途の川」があるのですね(笑)。

大地さん:そうです。乗り越えてきたら、もうこちらの世界です。

S:なるほど。そういうことですか。

大地さん:そういうことなので、もうここにいたら、「何をされている方ですか」「〇〇をします」「では、この仕事をお願いします」ということが普通に平気で起きています。

S:今日のこのインタビューもそれと同じ感じで行われることになったということですね(笑)。

大地さん:本当にそうです(笑)。こちらに鈴木さんが入ってこられたのも、最初はふらっとこられたんでしたものね。

S:そうです。偶然に入ってきて何となくお話をしたら、「では、何かやりませんか」となって、今日の企画になりましたからね。

大地さん:そうです。早速ですね。

S:そういうことなのですね。では、「STUDIO Gallery:NOMA」とは、スタジオとギャラリーでもあるけれども、スタジオをギャラリーにしている側面があるということですか。

大地さん:そうです。そして、その先に「STUDIO Gallery」という新しい言葉、新しいコンセプトを作りたいと考えています。

ネーミングについて

S:そういうことなのですね。その辺りが最初に来た時に、スタジオとギャラリー、しかも「STUDIO」は大文字で、「Gallery」は大文字と小文字が混ざりで作っているネーミングでしたので、その意味が今一つわかりませんでした。今わかりました。

大地さん:大文字と小文字は、僕は今のところ、美的観点からそうなったのではないかと思っています。そこに哲学的理由や背景があるかどうかは不明です。ネーミングや文字の大文字と小文字をチョイスした人と、今一度話してみたいです。今度、この場にも呼びたいと思います。

S:なるほど。大文字と小文字の組み合わせは、やはり印象に残ります。全て、単語の最初の文字の「S」と「G」だけが大文字だったら単なる普通の言葉になってしまうので。そういう意味では新しいコンセプトを感じさせるような、確かにロゴというか、言葉の組み合わせのように感じます。

 大地さんのお話を伺って、まだ完全には分かっていませんが、この空間の意味やコンセプトなどをもっとわかっていただくことが非常に重要ですし、面白いと思いました。

大地さん:うれしいです。

S:そのように新しい概念で、ここで活動をやられたりするということなので、そのことが広く理解されるようになると、もっと面白いことが集まるしできるし、いろいろな人が来るのではないかと思いました。

大地さん:ぜひそうしていきたいと思います。

代表大地さんについて

S:今いろいろなお話を伺いましたが、大地さんは、そのような今までのご経験も含めて「STUDIO Gallery:NOMA」を始められたわけですが、事を始めた大地さん自身のバックグラウンドというか、キャラクターというか、どのような人物なのかを少しご説明願えますか。

国際映画「THE RHETORIC STAR(レトリックスター)」の事業計画発表で挨拶する大地さん 写真:筆者撮影
国際映画「THE RHETORIC STAR(レトリックスター)」の事業計画発表で挨拶する大地さん 写真:筆者撮影

大地さん:ありがとうございます。僕の芸術の始まりは、『ウオーターボーイズ』(注3)という映画をご存じですか。

S:もちろんです。

大地さん:僕は元ウォーターボーイズの選手で、本当にあの世代なのです。フジテレビにも出演させてォただきまして、真面目に選手として全国大会に出ています。 

 ウォーターボーイズの一夏はとても熱くて、本当に人生を変えてくれました。その経験から、僕も変える側に回りたいなと思って、芸術の方面に足を進めた流れで日本大学芸術学部(日芸)の映像学科に入ったのです。日芸は、授業料を払えば、いろいろな学科の授業や科目もとれるという、なかなかスペシャルなところで、かつ設備も整っています。社会人になってからあの環境を自分でつくろうと思ったら、幾らかかるのかわからないというような、とても恵まれた環境ということです。

S:大変なお金ですよね。

大地さん:それが授業料だけで、私立なので結構高かったのですが、全く元を取る以上のことを僕はやらせてもらいました。ほとんどの学生は、専攻で入っているので、自分の専攻の授業や科目だけを取る方が多いのですが、僕は面白かったのでもうあらゆる専攻科目等を取りました。卒業制作で作ったのがミュージカル映画でした。ォュージカル映画というのはアートやエンターテインメントのあらゆる要素の全部を入れられます。

S:そうですね。正に総合芸術ですね。

大地さん:ファッションから、舞台背景から、カメラワーク、脚本、振り付け、歌、せりふ、演技指導なども含まれるわけです。それは僕1人では決してできないけれども、そういうことを、その当時からやっていたわけです。

僕のコンセプトはずっとこれです。僕は、僕1人でできることはあまりやりません。僕1人でできないことに興味があって、チャレンジし続けたいという気持ちがあるのです。

 そして、大学卒業後1年間テレビ局に勤めさせていただいて、23歳で独立しました。自分のアートの発表がそこから始まったり、海外にも仕掛けていったりしました。これがもう見事に全て赤字でした。

S:実はかなり苦労されているのですね。

大地さん:芸術家は皆、借金から始まっていると思います。僕もそうです。25歳で2,000万円ほどの借金をしていて、朝と夜に建築現場にアルバイトで入り、その時の収入は月20万円だったのですが、うち15万円は借金返済に使っていました。

S:本当ですか。すごいです。

大地さん:でも、そのようなさまざまな経験のプロセスにおいて、あらゆるアーティストさんに出会いました。僕は、アート活動はずっとしていたので、たくさんのアーティストの方々との出会いはありました。そこで出会った方々と作品を発表していき、2017年辺りから少しプチ・ブレークすることがあって、年間100本を超えるアート制作の受注が入ったのです。そうすると当時、僕1人では手に負えず、アーティストさんたちを改めて正式に雇用する形を取っていきました。彼らに僕のところで仕事をしてもらうからには、アーティストという職業になるわけです。そこで、僕は、アーティストという職業を職業別収入ランキング第1位にしたいと思い、そのことにコミットしました。パイロットやお医者さんを抜いてアーティストが実は一番稼げるくらいにして、アート活動は本来、経済的に価値があるのだと証明することにコミットしたのです。結果、2,500万円を超える収入を得ることのできるアーティスト達を輩出できて、コミットは達成できました。

 ただ、僕たちの一歩外を見てみてみれば、何も反響がありません。社会的にも影響を与えられていませんでした。このように日本の芸術界を1ミリも動かせていないということがあり、自分の力の限界を感じました。そこで、僕個人ではなく皆でやらなければということでアート財団をつくりました。そこで、障害者アーティスト支援や地方創生アート支援などの活動を行ったのです。つまりアートがいろいろなものをたくさん救っているという状況をつくれば国や企業も無視できないはずだろうと思って、その活動を始めたのです。

 その中で、銀座にも多くの路面店のギャラリーをつくって、芸術家候補生、芸術大学生や、美大生、美高専なども含む、アーティストさんたちに、銀座のギャラリーを無償で貸し出すことなどのチャレンジやニュース作成などしながらやってきています。

 しかし、それら全ての活動の財源はどこからといったら、結局は自分の作品の売り上げでずっと回してきていたので、効率が悪いかなと思ったわけです。大手のアートフェアなどのやって出されているところのスポンサーさんは、百貨店さんや鉄道会社さん、インフラ系の企業さんなどが多いですよね。つまり、そのようなインフラ系や、株やトレードなどで資金をつくってアートを支援する方が、資本主義的にはあるいは社会的には安定するのかもしれません。僕は、アートでしか仕事をしたくありませんでしたし、純度を100%保ちたかったのです。ご協力いただいている方はたくさんいましたが、僕自身はアートの仕事だけでやってきています。これが、僕が、アートで生まれた利益をアート支援に回していくことをずっとやってきたという背景です。格好いいところだけを話すと、背景はこのような感じです。

S:大体わかってきました。大地さんはご自分の経験を単に自分の中に閉じ込めないで、コミュニティーや、場合によっては社会にも影響を与えながら、自分が思っている理念のようなものを実現していこうとされているのかなと感じました。

 あともう一つは、そうは言いながらも、一方でご自身もソロのアーティストとして活動をやっていますよね。

 ある意味、その2つは股裂き状態というか、違う方向ではないかと思います。両方をやるのはすごく大変だと思います。その辺りのバランスはどう考えていますか。

大地さんをインタビューする筆者 写真:「STUDIO Gallery: NOMA」提供
大地さんをインタビューする筆者 写真:「STUDIO Gallery: NOMA」提供

大地さん:「STUDIO Gallery:NOMA」のギャラリストをやっている理由がそこです。アート作品には、アーティストが歩んだ一生分の情報が入っています。なので、見る側の目も必要です。

 例えばうちの財団のプロデューサーなどのように、作品を見ただけで、作家の情報はなくても、作成した人が男性か女性か、どこの国の人か、年齢はどれくらいか。今病気を持っているか持っていないか、芸大・美大に通ったことがあるかないかなどの情報が全て分かるような人も世にはいるわけです。つまり、それほど作品には情報が詰まっているわけです。

 これが見えるようになると、あらゆる町並みの景色にルーツやストーリーが見ええることになりますし、人生が80年だったら、80年を生きて死ぬのと、800年分、さらに8,000年分も感じて死ぬのではどちらがやはり有意義で、かつ次世代に残せるかということを考えると、当然に後者の方がいいと思うわけです。

 僕がアートを学んだ方がいいというのは、そういうことです。人生が豊かになるという話です。そして、それを提供する側のアーティストは、やはりたくさんの経験をした方がいいという話です。なので、僕は、ギャラリストというのはとてもおいしいポジションだと思っています。その点の絡みでいうと、僕の「大地」という名前です。昔「大地となぜ名付けたの?」と親に聞いたら、「おまえは大地。出会う人たちが木だとするならば、嵐が吹いても、雷が落ちても…」。

S:「大地はある」ということですね。

大地さん:そうです。そして、親は、その時に「誰も倒すな。もうおまえは出会う人全員を支える大地だ」ということで名付けたと教えてくれたと記憶しています。ただ最近その点を確認したら、そんな理由ではないといっていたので、僕の記憶違いかもしれませんが(笑)。

大地さん:そんなことはいっていないといわれました。

S:自分で記憶を作ってしまっていますね。アップル創業者のスティーブ・ジョブスを思い出しました。彼は、「現実歪曲フィールド」という力をもっていたといわれています。それは、「話を聞いたり、行動を見たりしているうちにいかにも不可能であることを、可能であると感じさせてしまう力」(注4)のことです。

大地さん:それを聞いて、ギャラリストというのはすご腑腑に落ちました。僕のポジショニングとしては、ここでいろいろなアーティストの方々に、僕が持っていない尖りを持ったアーティストたちにたくさん活躍してもらいます。僕はそれを間近で見ながら、ぶつかりながらやっていく。そうすると、僕にはその全ての経験値が降りてくるので、また僕が次に発表する作品には当然にそれらが全て乗ってくるわけ。僕がまるであらゆることをやれているという感じになってくるのです。

(注)「Saf Gallery」では、STUDIO Gallery:NOMAの軸であった ”アート×映画×クリプト”の強みはそのままに、新時代を代表するアート作品の発表をはじめ、海外ギャラリーとの連動企画。日本文化の発信、及び他国との交流によるリアルタイムな世界文化の体験の共有などを行っていく。

引き続き、取り扱い映画、及び関連アーティストの活動支援もしながら、世界と日本のアートマーケットを繋ぐハブとして、この期間に垣根を越えて集結した各業界を更に巻き込んだアートギャラリー=”社交場”となる。

saf公式HP

・最新情報やイベント招待を受けとるには公式LINE

・「Saf Gallery」

〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 5F(旧 STUDIO Gallery:NOMA)

営業時間:10:30~20:30(定休日なし)

電話番号:03-6555-2989

・一般財団法人 SynchroArt Foundation

Mail:contact@synchroart.or.jp

FAX:03-6701-7524

その他ニュース

(注1)拙記事「新しい形式のアート・イベント「ART BATTLE Tokyo」に行ってみた」参照。

(注2)ミレニアル世代とは、「《millennialは「千年紀の」の意》米国で、2000年代に成人あるいは社会人になった世代。1980年代から1990年代前半までに生まれた人をいうことが多く、ベビーブーマーの子世代にあたるY世代やデジタルネイティブとよばれる世代と重なる。インターネットが普及した環境で育った最初の世代で、情報リテラシーにすぐれ、自己中心的であるが、他者の多様な価値観を受け入れ、仲間とのつながりを大切にする傾向があるとされる。M世代。新世紀世代。ミレニアルズ。[類語]X世代・Y世代・Z世代・団塊の世代・しらけ世代・バブル世代・氷河期世代・デフレ世代・ゆとり世代・ビートジェネレーション・ロストジェネレーション」(出典:デジタル大辞泉(小学館))

(注3)記事「ウォーターボーイズ・ドラマ版キャスト一覧!豪華なイケメン人気俳優の現在も紹介」(BiBi、2018年8月13日)など参照。

(注4)出典:「ジョブズが持っていた現実歪曲フィールドとは?」(Takahashi Rei、企画経営アカデミー、2014年10月7日) 

            …次号(2)に続く…

・インタビュー対象者(略歴)

大地さん 写真:本人提供
大地さん 写真:本人提供

大地さん saf -President-、STUDIO Gallery:NOMA -Gallerist-

 17才夏、「男子シンクロウォーターボーイズchampion ship」出演。日本大学芸術学部卒業。ラスベガスAria Hotelなどでショー監督を務めたのち、大統領や王族もコレクターに連なる立体造形作品を制作/プロデュース。

2017年 六本木に自身の作品を発表するギャラリーを構える。

2018年 単一ギャラリーとして売上日本一を達成。

2019年 2月、国際アートブランド認証機関となる財団safを発足。

2020年 麻布十番に財団の想いに賛同したアーティストたちの作品発表を行う路面店ギャラリーを開き、ギャラリストデビュー。

2021年 3月、銀座6丁目の路面にもギャラリーを開く。GOZ:アニメーター郷津春奈個展、NFT WEEKS TOKYOなどが開催される。同年、パラリンアートのスペシャルサポーターに就任。

2022年 3月、銀座最大の商業施設GINZA SIXにアーティストの創造拠点となる『STUDIO Gallery:NOMA』をOPEN。「アート×映画×クリプト」を題材に、世界のコンテンツ産業頂点へのマイルストーンを構築する。

STUDIO Gallery:NOMA GINZA SIX 5F  

 アーティストたちの創造拠点であり。本物の「スタジオ」と「ギャラリー」が融合した空間。作品を完成させる“その過程”を価値化し、常に現場で公開。各国メジャーのアーティストたちを紐付けるクリプトが、ニュースになる瞬間をこのスタジオから公開していく。その映画製作は、「アート業界」と「クリプト業界」と連携している最先端。国際メジャーなアーティストたちのクリエーティブに現場で触れることができる。

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一般社団経済安全保障経営センター研究主幹

東京大学法学部卒。マラヤ大学、イーストウエスト・センター奨学生として同センター・ハワイ大学大学院等留学。日本財団等を経て、東京財団設立に参画し同研究事業部長、大阪大学特任教授・フロンティア研究機構副機構長、自民党系「シンクタンク2005・日本」設立に参画し同理事・事務局長、米アーバン・インスティテュート兼任研究員、中央大学客員教授、国会事故調情報統括、厚生労働省総合政策参与、城西国際大学大学院研究科長教授、沖縄科学技術大学院大学(OIST)客員研究員等を経て現職。㈱RSテクノロジーズ 顧問、PHP総研特任フェロー等兼任。大阪駅北地区国際コンセプトコンペ優秀賞受賞。著書やメディア出演等多数

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