Jリーグの強化ポイント。まず選手か、まず監督か。世界的な評価にしたがえば

首位広島に1ゲーム差まで接近した川崎フロンターレ(写真:松尾/アフロスポーツ)

 開幕当初から首位を走り続けてきたサンフレッチェ広島だが、ここに来て勝ち点の伸びが鈍り、9月26日現在、2位川崎フロンターレとの差は1ゲーム差(3ポイント)まで縮まった。逆転は現実味を帯びている。

 また昨季、最終節まで川崎と優勝を争った鹿島アントラーズも、先の日曜日、札幌を2-0で下し4位に浮上。降格争いの混沌を尻目に、両チームはしかるべきポジションに収まりつつある。

 昨季、優勝した川崎はボーナス賞金22億円を、また2位になった鹿島はその半額の11億円を手にすることになった。川崎にとって22億円は、クラブの年間予算の約半分に相当するビッグマネー。3年間の分割払いとのことだが、これで高価な外国人選手を獲得する余力が生まれたことは確かだった。

 ところが川崎は、22億円に相応しい補強をしなかった。そのお金はどこへ行ってしまったのか。内部留保か、設備投資に回されたのか。

 11億円をゲットした鹿島もしかりだ。特別、大きな補強をした形跡は見られない。それは何に使われたのか。使われる予定なのか。

 賞金ボーナスはファンの声援なしに獲得できなかったお金だ。そのうえ昨季は高額賞金を懸けて争われた最初のケースである。世間から高い関心が集まる中での出来事だった。クラブにはその使い道を明示する必要性を感じる。

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杉山茂樹

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たかがサッカーごときに、なぜ世界の人々は夢中になるのか。ある意味で余計なことに、一生懸命になれるのか。馬鹿になれるのか。たかがとされどのバランスを取りながら、スポーツとしてのサッカーの魅力に、忠実に迫っていくつもりです。世の中であまりいわれていないことを、出来るだけ原稿化していこうと思っています。刺激を求めたい方、現状に満足していない方にとりわけにお勧めです。

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スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、2018年ロシア大会で連続10回現地取材となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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