4-2-3-1上に浮かび上がる、日本サッカー界の改善点

ウクライナ戦に交代出場した中島翔哉(写真:ロイター/アフロ)

 いま世界で最も多く使用されている布陣と言えば4-2-3-1だろう。中盤フラット型4-4-2と4-3-3の中間型。ザックリと言えばそうなるが、そう一言で片付けにくい奥の深さがある。奇麗に割り切れない所。バリエーションの豊富さこそが、この布陣の魅力になる。

 中盤フラット型4-4-2に近い4-2-3-1もあれば、4-3-3に近い4-2-3-1もある。4-5-1に近いものもあれば、4-2-4と言いたくなるものもある。これに影響を与えるのは4-2-3-1の3の列だ。これをどう捉えるか。

 中盤(MF)と解釈するのか。FWと解釈するのか。3の両サイドのみFWっぽい選手を置けば、4-3-3的になるし、3のすべてをそうすれば、4-2-4的になる。逆に3の真ん中のみ、FW的な選手を置けば、4-4-2的になる。4-5-1は、3箇所すべてにMF的な選手を置いた場合だ。

 4列表記が一般の読者、視聴者には難解だと考えたのか、日本のテレビ局をはじめとする大手メディアは、わりと最近まで4-2-3-1を3列表記で表していた。その大半を占めていたのが4-5-1。4-2-3-1の3を中盤と解釈することが一般的になっていた。

 4-2-3-1の3の真ん中は、言ってみれば「トップ下」だ。しかしこの「トップ下」という言い回しは、中盤ダイヤモンド型4-4-2、あるいはその昔、イタリアや日本で流行した3-4-1-2にも存在する。

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たかがサッカーごときに、なぜ世界の人々は夢中になるのか。ある意味で余計なことに、一生懸命になれるのか。馬鹿になれるのか。たかがとされどのバランスを取りながら、スポーツとしてのサッカーの魅力に、忠実に迫っていくつもりです。世の中であまりいわれていないことを、出来るだけ原稿化していこうと思っています。刺激を求めたい方、現状に満足していない方にとりわけにお勧めです。

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スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、2018年ロシア大会で連続10回現地取材となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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