ユーロ2016も残り3試合。本命ドイツは守備的で行くのか攻撃的で行くのか

先日のドイツにはガッカリした。ボルドーで行われたユーロ2016準々決勝対イタリア戦だ。

舞台は、この大会に向けて建設された新築スタジアム。設計者はミュンヘンの「アリアンツ・アレーナ」や、北京の「鳥の巣」、バーゼルの「ザンクト・ヤコブ・パルク」、東京青山の「プラダ」等の設計で知られるヘルツォーク&ドムーロンだ。スタジアムに入る時、ここまで胸をときめかせたことはないーーと言いたくなるモダンで斬新な建築物だ。

エンタメ性は試合前、最高潮に達しようとしていた。

ところが1-1。ドイツが延長PK戦を制したこの試合。よく使われるのが、死闘を制したとの言い回しだ。しかし、両軍、死にものぐるいで戦ったという印象の試合ではなかった。お互いが外しまくり、9人目のキッカーまで行ったPK戦は確かに死闘らしかったが、それはあくまでも抽選の代用品だ。試合そのものではない。PK戦の内容と試合の内容を一緒くたにするのはナンセンスだ。

好試合。そうした記述も目に付いた。しかし、僕には試合そのものはとてもショボく見えた。入場時に抱かせてくれたエンタメ性は、試合が始まるとみるみるうちに萎んでいった。

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杉山茂樹

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たかがサッカーごときに、なぜ世界の人々は夢中になるのか。ある意味で余計なことに、一生懸命になれるのか。馬鹿になれるのか。たかがとされどのバランスを取りながら、スポーツとしてのサッカーの魅力に、忠実に迫っていくつもりです。世の中であまりいわれていないことを、出来るだけ原稿化していこうと思っています。刺激を求めたい方、現状に満足していない方にとりわけにお勧めです。

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スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、2018年ロシア大会で連続10回現地取材となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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