右から左に流すだけのジャーナリストは要らない

この原稿はコートジボワール戦を前に書いているのだが、日本代表について試合を前に一番驚いたのは、ザッケローニの発言だった。記者から3−4−3について質問された彼はこう答えた。

「使うつもりはない。完成させることは難しかった」と。

そしてその理由についてこう述べた。

「時間が足りなかった」

僕はそこにいなかったので、その言葉の正確なニュアンスは分からない。だが、口にしてはいけないことを口にしたことは確かなようだった。代表監督として、この言い訳は禁句なのだ。原因は、時間の短さではない。時間的な読みができなかった自分自身にある。だが、「時間が短かった」と言えば、「そういうものか」と、言葉のトリックに引っかかる人はかなりいる。それはかなり狡い言い訳になる。

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たかがサッカー。されどサッカーのバックナンバー2014年6月サンプル記事

杉山茂樹

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たかがサッカーごときに、なぜ世界の人々は夢中になるのか。ある意味で余計なことに、一生懸命になれるのか。馬鹿になれるのか。たかがとされどのバランスを取りながら、スポーツとしてのサッカーの魅力に、忠実に迫っていくつもりです。世の中であまりいわれていないことを、出来るだけ原稿化していこうと思っています。刺激を求めたい方、現状に満足していない方にとりわけにお勧めです。

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スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、2018年ロシア大会で連続10回現地取材となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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