スティーブ・ロールズって誰? 元世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキンの対戦相手を独占インタヴュー

photo By Amanda Westcott/DAZN

6月8日 ニューヨーク マディソン・スクウェア・ガーデン

スーパーミドル級(164パウンド)12回戦

元WBA、WBC、IBF世界ミドル級王者

ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/37歳/38勝(33KO)1敗1分)

スティーブ・ロールズ(カナダ/35歳/19戦全勝(10KO))

無名のカナディアンにとって”人生が変わる一戦”

ーー最初にゴロフキン戦の話を聞いた時にはどう感じましたか? 

SR : とにかく興奮しましたよ。とてもエキサイティングな瞬間でした。エリートレベルの選手と戦える機会が手に入ったことが嬉しかったんです。なかなか大きな試合に恵まれず、自分のキャリアどうするべきかと考えていたところでした。人生が変わるようなファイトが決まったんですからね。

ーーSHO BOXで放送されたあなたの試合(2015年のスティード・ウッドール(アメリカ)戦)は見ましたが、まだ馴染みがないファンに自身のボクシングスタイルをどう説明しますか?  

SR : 私はあの試合後にさらに力をつけています。試合ごとに適応できるのが自分の長所。だから次の試合にはSHO BOXの時の試合とはまた違ったスタイル、ゲームプランで臨むことになるでしょう。アウトボクシングが必要なら、それができる。打ち合うべきなら打ちあう。そうやって対戦相手に応じてアジャストメントを施せることことが私の最大の武器です。決してあきらめず、勝つためにリングに上がるつもりです。

ーーアマでは83勝14敗で、これまでアドニス・スティーブンソン、デビッド・レミュー(ともにカナダ)、ビリー・ジョー・サンダース(イギリス)、ルシアン・ビュテ(ルーマニア)といった錚々たるビッグネームとスパーリングをこなしてきたと聞いています。プロの実戦ではまだ一線級との対戦はありませんが、今度の相手はなかなか強い選手ですね。

SR : もちろん、その通りです(笑)

ーーゴロフキンに関して最も印象的な部分は?

SR : 彼はこれまでに多くのことを成し遂げてきた選手で、その実績には敬意を払っています。それだけのスター選手であるにも関わらず、依然として謙虚なことも私が好きな点です。

ーーそんなゴロフキンも37歳を迎え、すでにキャリアの終盤に差し掛かっているという見方も少なくないですね。

SR : そんな声には耳を傾けていません。私はベストのGGGを想定して準備しています。

ーーファイトプランを教えてもらうことはできますか?

SR : いえ、それはシェアできません(笑)。言えるのは、6月8日に私の戦いぶりを見て欲しいということだけです。

ーー当然ですが、ゴロフキンがAサイドです。現実的に、勝つためには明白な形が必要だと考えていますか?

SR : そうやって考えてしまうと、自分が必要な状態から外れていってしまうと思っています。とにかく勝つためにすべてを出し切るだけ。大事なのは相手が云々ではなく、自身のベストのパフォーマンスを見せることです。 

ーーあなたが故エマニュエル・スチュワート・トレーナーの愛弟子だったことはよく知られるようになりました。スチュワートが授けてくれたアドバイスの中で最も記憶に残っているのはどんな言葉でしょうか? 

SR : まずはフットワークに磨きをかけること。そして、ボクシングというスポーツを学び続けること。その2つですね。 

ーーお子さんが生まれたばかりと聞いています。現在何ヶ月ですか?

SR : 5ヶ月です(注・インタヴューが収録された4月20日時点)。

ーー父親になって変わったことはありますか?

SR : すべてにおいて物事の見方が変わりました。彼女を見ていると、新たなモチベーションが湧き出てくるのを感じます。これまで長い間やってきたことを、もっと一生懸命にやらなければいけないのです。 

ーーボクサーとしての最終目標は?

SR : 世界王者のベルトを腰に巻くことです。そして何より、自分が持っているすべてを注ぎ込んだと納得できるまでやること。その2つが成し遂げられれば、自分のキャリアに満足できるに違いありません。