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「番狂わせをしっかりと見てもらいたい」 IBF世界スーパーライト級王座決定戦に臨む近藤明広(一力)

杉浦大介スポーツライター
Photo Ed Diller / DiBella Entertainment

11月4日 ブルックリン バークレイズセンター

IBF世界スーパーライト級王座決定戦

同級1位

セルゲイ・リピネッツ(カザフスタン/28歳/12戦全勝(10KO))

同級3位

近藤明広(一力/32歳/29勝(16KO)6敗1分)

以下、前日計量後の一問一答

ーー計量は無事にパスしました。

AK : 体重は全然心配なかったです。

ーー調整も順調ですか?

AK : 調整はばっちりでした。体重もそんなに気を遣わなくて。

ーーアメリカでの調整はいかがですか? 

AK : いろいろな人からアドバイスをもらっていたんですけど、意外に時差(の影響)もなく全然大丈夫でした。神経質になるところはなかったです。

ーーいろいろな人からというと? 

AK : 海外で試合したことのある先輩とか、最近だと同級生の村田(諒太)選手とかです。2、3日は心拍数が上がりやすいとか、疲れやすいからそこで無理してやらないほうが良い、慣れてくるのが3日目だからとか、そういったことです。(練習を)やり過ぎないようにしました。

ーー東洋大の同僚だった村田選手とは頻繁に連絡を取っているのですか? 

AK : はい、ラインでですけどね。 

ーーリピネッツの身体を間近で見てどう感じましたか? 

AK : 身体はやっぱりごつかったですね。身長は想定通りですけど。馬力があるんだろうなという感じでした。

ーー相手の映像を見ての印象は? 

AK : フック系のパンチが強いんで、それを絶対にもらってはいけないと思います。そんなに連打とかコンビネーションはないので、一発目、二発目をもらわないようにすれば、いけるんじゃないかなと思います。

ーーアメリカ国内ではShowtimeで生中継ということで、かなりの数のボクシングファンが視聴すると思いますが、何を見てもらいたいですか? 

AK : 番狂わせをするところをしっかりと見せたいと思います。みんなに勇気とか感動が伝えられると思うので。 

ーー相手はアメリカ在住ですが、カザフスタン出身なので“敵地”と言えるかは微妙ですが、外国での戦いということでKOは意識しますか?

AK : そうですね。王座決定戦ですが、挑戦者だと思っているので。もうガンガンいって、倒すつもりで、ポイントはあまり考えずにいきたいです。

スポーツライター

東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している

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