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アル・ヘイモンと契約した理由は? 元WBA世界ヘビー級暫定王者ルイス・オルティス(キューバ)

杉浦大介スポーツライター
(写真:ロイター/アフロ)

4月22日 ブルックリン バークレイズセンター

ヘビー級10回戦

元WBA世界ヘビー級暫定王者

ルイス・オルティス(キューバ/38歳/27勝(23KO)無敗2無効試合)

デリック・ロッシ(アメリカ/36歳/31勝(15KO)12敗)

年内にもジョシュアかクリチコに挑戦へ

ーー昨日、強力アドバイザーでPBCの創始者でもあるアル・ヘイモンとの契約が伝えられて話題になりました。ここでヘイモン傘下に加わることを決めたのは、やはりビッグファイトの舞台に早く立ちたかったからでしょうか。

LO : ヘイモンとはしばらく前から話をしてきて、ここでついに契約に至った。彼のマネージャー、プロモーターとしての手腕は、数え切れないほどの世界チャンピオンたちと仕事をしてきたことですでに証明されている。“リアル・キング・コング”が世界的な成功を収めるための鍵は彼が握っている。

ーーWBAの暫定王者ではなくなりましたが、指名挑戦者のポジションを保っています。4月22日にロッシとのチューンナップ戦を挟み、4月29日に行われるアンソニー・ジョシュア(イギリス)対ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)の勝者に挑戦というのが今後のプランになるのでしょうか。

LO : その通りだ。その間に誰かに割り込もうとされたら、その選手と戦っても構わない。誰とでもファイトする準備ができているよ。

ーージョシュア、クリチコのいずれと対戦するにせよ、あなたのキャリアで最も重要な一戦になります。意気込みは?

LO : まず第一に4月22日のファイトをクリアしなければいけない。そこで仕事を成し遂げられたら、ジョシュア対クリチコの勝者との対戦を楽しみにしたい。僕自身も、チームも、この時をずっと楽しみにしてきた。望んできた機会がついに訪れるとしたら、そこでは最高の結果を出すように努めたい。

ーー実力を高く評価されながら、これまで”誰も戦いたくない選手”と呼ばれてきたことについて思うことは? 

LO : それについて僕が言えることはほとんどない。大切なのは自分の仕事に集中すること。他の選手たちへのリスペクトも保っておきたい。

ワイルダー戦は最終目標か

ーーWBC世界ヘビー級王者のデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)もヘイモン傘下だけに、最終的にはワイルダー戦が目標の1つになると思います。ワイルダーの印象は? 

LO : これまで多くのことを成し遂げてきたワイルダーをリスペクトしているよ。今の彼は世界チャンピオンだからね。ただ、もしもヘイモンがワイルダー戦を組んでくれるなら、喜んで戦うつもり。最強の選手と戦うのが僕の仕事だからだ。

ーー端的に言って、キャリアのこの時期にヘイモンと契約したのはワイルダー戦が頭にあったからでしょうか? 

LO : 必ずしもそうとは限らない。ヘイモンと契約したのは、とにかく世界チャンピオンになって自分の立場を確立したいという思いがあったから。最強の選手、タイトルホルダーと戦いたくて、ワイルダーもその中の一人。彼との対戦は良いファイトになるだろう。

ーー昨日で38歳と年齢を重ね、なるべく早くビッグファイトを行いたいという思いは強くなっていますか?

LO : まだまだ体調は良いし、自分が歳をとっているなんて思ってはいない。僕は依然としてプレミア・ガソリンを積んでいるよ(笑)

スポーツライター

東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している

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