この夏１か月にわたり繰り広げられた『Summer Paradise in TDC』をSexy Zoneとともに沸かせたA.B.C-Z。９月30日に待望のCDシングル『Moonlight walker』のリリースを控えるA.B.C-Zのセンターをつとめる橋本良亮の初のソロ公演も開催された。終演後に囲み取材も行われたソロ公演最終日８月24日の13時公演を取材。

ダンスナンバーで魅せる

構成・演出も手がけた初のソロコンサートは、A.B.C-Zというグループがあっての橋本良亮という彼の想いをグループ名とハッシーという自身の愛称を並べたタイトルに込めていると同時に、いままで見せたことのない自分を表現することを意識したもの。５〜６月に行われた『A.B.C-Z Early summer concert』では2kg痩せたということもあってか風貌が大人びた印象を与えた橋本だったが、「22歳なので、かわいいと言われるのが嫌なんですよ」ということもあり、その後１か月で15kgの減量を達成し、すっかり精悍な印象になって男っぽさも見せつけた。

「いろんな人に助けられてステージ上に立っているので」と、初ソロコンサートを支えてくれた人々への感謝の念を抱く橋本が「一番大きかったのはやっぱり五関さんですかね」と囲み会見で振り返ったように、オープニングからエンディングまですべて橋本自身が構成を手がけたコンサートは、A.B.C-Zの五関晃一が全曲の振付を担当。

情感豊かに歌いあげる歌唱力には定評のある橋本だが、アクロバティックなダンスパフォーマンスで魅せるA.B.C-Zのメンバーだけにダンスの力量も高いのは言うまでもない。橋本のオリジナル曲『DANCE!』で幕を開けたコンサートはハードなダンスナンバーでたたみかけ、橋本のダンス巧者ぶりも印象づけて、実にエキサイティング。

ボーカリスト橋本良亮の豊かな表情

もちろん、ボーカリストとしての魅力もふんだん。A.B.C-Zの楽曲に加え、このコンサートのために橋本が作詞作曲した新曲『秘密の愛』を含むオリジナル曲のかずかずを披露。

さらに、A.B.C-Zのコンサートで橋本が歌うのを聴くのが楽しみでもある『愛のかたまり』をはじめ、KinKi Kidsのナンバーを甘くせつなく歌いあげ、MCでも名前の出た敬愛する先輩である渋谷すばるがメンバーである関ジャニ∞の『大阪レイニーブルース』の一節をアカペラで披露。

そして、TOKIOの『リリック』をバンドスタイルで魅せる。さまざまなスタイルで堪能させてくれたボーカリスト・橋本良亮はやはり魅力的だ。

MCでは前日の公演を観た母親から「痩せすぎ」と注意された話でも会場を沸かせていたように、ルックスは精悍になっても無邪気で素直な末っ子ぶりは変わらないのが微笑ましい。「Summer Paradiseが終わって、今までどおりの食事をしたら太るのかな？」と話していただけに、精悍なルックスは期間限定かもしれないが、このソロ公演の成功が橋本とA.B.C-Zにもたらすものは大きなものになりそうだ。

【Summer Paradise in TDC 橋本良亮ソロ公演『A.B.C-Z Ha“ss”hy☆Concert』】8/24 セットリスト

M1.　 DANCE!（橋本オリジナル曲）

M2.　 砂のグラス

M3.　 Vannila

M4.　 Crazy Accel

M5.　 少年のまま

M6.　 秘密の愛（橋本オリジナル新曲）

M7.　 Freedom〜溢れ出す想い〜

M8.　 渚のBack In Your Heart

M9.　 One by One（橋本オリジナル曲）

M10. 限界メーター

MC

M11. 恋（橋本オリジナル曲）

Jr.コーナー

M12. やめないで,PURE

M13. Natural Thang

M14. 愛のかたまり

M15. 大阪レイニーブルース（アカペラ）

M16. リリック

M17. LOVE&PEACE

M18. きまぐれJET

M19. Finally Over

M20. Za ABC〜5stars〜

M21. ずっとLOVE

M22. SPACE TRAVELERS

M23. Walking on Clouds

M24. Legend Story

M25. Dream〜５つの願い〜

En1. Stay with me（橋本オリジナル曲）

En2. Summer 上々!!

（『Stay with me』のタイトル末尾の記号が表示できないため省略した表記になっております）