先週から、私たち気象予報士でも「信じられない」と思ってしまうような暑さが続いています。真夏とはいえ40℃を超える気温は、少し前まで「経験したことのないような暑さ」だったはずなのに、それが同じ年に同じ場所で毎日のように続いてしまうなんて…。気候が変わりつつあることを実感します。

続く40℃ ようやくピークは過ぎたか

きのうまでの10日間の平均気温(平年差)気象庁ホームページより
きのうまでの10日間の平均気温(平年差)気象庁ホームページより

【先週からの暑さ振り返り】

14日(金)四万十市中村(高知)39.8℃→観測史上1位

15日(土)四万十市中村(高知)、浜松市天竜、浜松39.7℃

16日(日)浜松市天竜40.9℃、浜松40.2℃→観測史上1位

17日(月)浜松41.1℃→全国の歴代最高気温1位タイ

18日(火)四万十市江川崎(高知)、都城(宮崎)39.4℃

今日(水)加久藤(宮崎)、犬飼(大分)38.7℃ 

先週金曜日から続いた40℃近い暑さ。おととい月曜日には静岡県浜松市で41.1℃まで上がり、国内の最高気温1位の記録と並びました。

しばらく続いた暑さの要因としては東の太平洋高気圧と西のチベット高気圧がダブルで西日本~東日本を覆ったことや、熱が蓄積されて夜の間も気温が下がらず、一日のベースの気温が高かったこと。また、浜松市など場所によってはフェーン現象の影響によるものなど複数の要因が重なったことが考えられます。

ダブル高気圧の状態は、あさって金曜日ごろまで続く見通しですが、来週初めにかけてはどちらの高気圧もいったん日本列島から退き、40℃に迫る暑さからは解放されそうです。

きょう 長期間の高温に関する情報発表

ただ、これで猛暑が終わるわけではありません。来週火曜日ごろから高気圧が勢力を盛り返し、再び日本列島を覆う予想です。これまでと比べて南からの湿った空気が流れ込みやすくなり、多少雲が広がりやすくなるぶん暑さのトーンは下がりますが、それでも東海や西日本で35℃前後のところが出てくる予想です。また西日本中心に最低気温が25℃以上の熱帯夜も続くでしょう。

あす以降の10日間予報(19日17時ウェザーマップ発表)
あす以降の10日間予報(19日17時ウェザーマップ発表)

きょう、気象庁からも、今後2週間程度は気温が平年より高い状況が続くという内容で「東日本と西日本の長期間の高温に関する気象情報」が発表されました。

すでに暑さでバテてしまっているという方もいると思います。人だけでなく農作物やペットへの影響も心配ですよね。皆さん、もう十分な対策を取っているとは思いますが、日中の暑い時間帯はできるだけ外出を控えたり、夜や休みの日はしっかりと休息を取るなどしながら、もうしばらく暑さと付き合っていく必要がありそうです。