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ダブル台風が発生予想、日本の南の台風は東海から関東へ接近も、北側に広がる積乱雲に要警戒

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
熱帯低気圧の雲(ウェザーマップ)

ダブル台風が発生する予想

熱帯低気圧の予報円(ウェザーマップ)
熱帯低気圧の予報円(ウェザーマップ)

日本の南海上の熱帯低気圧aは今後12時間以内に台風となる見込みで、またフィリピンの東海上にある熱帯低気圧bも今後24時間以内に台風となる見込みになりました。

フィリピンの東海上の熱帯低気圧が先に台風となる可能性も少しありますので、発生する台風の番号は、先に発生した方が台風15号、遅く発生した方が台風16号となります。またもし同じ時間に発生すれば、先に熱帯低気圧となっていた熱帯低気圧aの方が台風15号となります。まずは発生が予想される台風の番号にご注意ください。

東海から関東へ近づく可能性

熱帯低気圧の予報円(ウェザーマップ)
熱帯低気圧の予報円(ウェザーマップ)

最新の熱帯低気圧などの情報(気象庁発表)

日本の南海上の熱帯低気圧は今後12時間以内に台風へ変わる見込みです。

発生した台風はあす23日(金・秋分の日)夕方から夜遅くにかけて紀伊半島付近に近づき、その後、予報円の真ん中を進むと、あさって24日(土)にかけて、東海の沿岸に沿って北東方向へ進む予想です。

予報円の北側を進むと、陸地に上陸するかもしれません。また25日(日)までには温帯低気圧に変わる見込みですが、台風としてはぎりぎりの勢力で進みますので、仮に陸地に近いところを進むと早めに温低化するかもしれません。一方、海上を進むと、台風のまま関東付近まで進んでくる可能性もあり得ます。

タイトル画像の雲の様子をみると、熱帯低気圧の雲の渦巻きの北側に少々偏って活発な雨雲(積乱雲)があります。中心は海上を通っても、陸地に活発な雨雲がかかるおそれがあり、紀伊半島を中心に、東海から関東にかけて、大雨に十分な注意が必要です。

なお、最大瞬間風速は25メートル程度とみられ、暴風が吹き荒れるような大荒れとなるおそれは小さいと思われます。

北側の活発な雨雲に要警戒

雨や風の予想(ウェザーマップ)
雨や風の予想(ウェザーマップ)

上図はコンピュータによる雨や風の予想です。

この予想は発生が予想される台風の予報円よりも早めの北上となっていますので、そのあたりは注意していただきたいのですが、台風中心の北側に活発な雨雲があり、風が強いことが分かるかと思います。

台風の中心が海上を通っても、この雨や風の強い領域が東海から関東の沿岸部を中心に、東進するおそれがあります。

紀伊半島の東部を中心に大雨か

36時間予想降水量(ウェザーマップ)
36時間予想降水量(ウェザーマップ)

上図もコンピュータによる36時間の予想降水量ですが、やはり台風北側の活発な雨雲が通過する紀伊半島から東海にかけて雨量が増える予想です。特に湿った東風が吹き付ける三重県では計算上300ミリ前後の大雨が降る予想です。

関東は台風や温帯低気圧の進路や勢力により、どれくらいの雨量になるか、まだ不確実性が高いものの、24日(土)は南部を中心に雨がピークとなるおそれがありますので、十分な注意が必要です。(発達する熱帯低気圧に関する情報

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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