これまでは顕著な暖秋傾向

過去20日間の平均気温の平年差(気象庁発表資料に筆者加工あり)
過去20日間の平均気温の平年差(気象庁発表資料に筆者加工あり)

上図は、9月26日(日)からきのう10月15日(金)までの20日間の平均気温の平年差を表したもので、全国的に平年より1度から2度以上高い、オレンジ色や赤色が広がっています。

特に福岡県太宰府や久留米、大分県日田、熊本県岱明や菊池などは、平年より4度以上も高くなっており、20日間平均しても季節が1か月近く戻ってしまったかのような顕著な暖秋傾向となっています。

また季節外れの真夏日連続記録も続出しており、きのう15日(金)の時点で、鹿児島県さつま柏原27日連続真夏日、熊本県菊池21日連続真夏日、大分県日田20日連続真夏日となっているのをはじめ、おととい14日(木)までは、鹿児島で25日連続真夏日、熊本で20日連続真夏日などを記録しました。

いくら九州と言えども、100年以上の歴史(観測)の中で、10月の真夏日連続記録はせいぜい1週間程度でしたから、いかに今年の10月は暑さ(異常高温)が際立っているのかが分かるかと思います。

ところがこの暑さにもようやく終止符が打たれる時がやってきました。しかもこれまでの暑さから一転して急速に秋が深まることになりそうです。

10度前後も急降下、来週は東京で木枯らし1号も?

上空1500メートル付近の暖気と寒気予想(筆者作成)
上空1500メートル付近の暖気と寒気予想(筆者作成)

上図は上空1500メートル付近の暖気と寒気の予想を表したものです。

きょう16日(土)はまだこれまでの暖かな空気が残って暖気優勢となっており、東日本から西日本は平年より高いことを表す赤色が広がっています。特に15度以上の暖気が残る九州ではきょうも30度以上の真夏日の所があるでしょう。

ところがあす17日(日)は、タイトル画像の雲の帯が抜けるとともに一気に寒気が流れ込み、赤色から一転、平年より低いことを表す青色に埋め尽くされてしまう予想です。

全国的にわずか1日程度で上空の気温は10度前後も急降下し、11月から12月上旬くらいの冷たい空気に覆われる見込みです。北海道には平地でも雪をもたらす-6度以下の寒気も流れ込みますので、今シーズン初めての冬将軍の到来と言っても良さそうな寒気の強さです。

北海道の平地では初雪の舞う所が出てきそうで、内陸では積雪となる所もあるでしょう。また紅葉が見頃を迎えている東日本や東北の山でも一転して雪化粧する所が出てくるかもしれません。

さらに20日(水)頃は後続の寒気が到来するとともに低気圧が発達しながら北日本を通過するため、一時的に強い冬型の気圧配置となりそうです。山では雪と北風により、吹雪となるおそれがあり、北風の強まる東京では木枯らし1号が吹く可能性もあります。もし木枯らし1号となれば、10月中旬までに吹くのは21年ぶりのこととなります。

このように来週にかけては、これまでの顕著な暖秋傾向が一転し、季節が急発進することになりますので、体調管理などに十分ご注意下さい。

東京も一気に寒く

東京の時系列予報(ウェザーマップ)
東京の時系列予報(ウェザーマップ)

東京でも気温の急降下に要注意です。

きょう16日(土)は雲に覆われるものの、湿った南風の影響で25度近くまで上がるでしょう。ところがあす17日(日)は雨とともに北風も強まるため、日中にかけて気温が下がり、午後は15度前後が予想されています。

さらにあさって18日(月)の朝にかけては今季一番の冷え込みとなり、10度近くまで下がる予想です。今季これまで最も下がった気温は10月2日(土)の15.2度ですから、一気に大幅に更新することになるでしょう。

来週は晴れても日中の気温はせいぜい20度くらいで、朝晩は厚手の上着が活躍する季節へ一気に突入することになりそうです。