九州方面へ転向も?ただ予報円は直径1000キロ以上

台風14号の予報円(ウェザーマップ)
台風14号の予報円(ウェザーマップ)

最新の台風情報(気象庁)

台風14号の進路予想にやや変化がみられます。

これまでは台湾付近から中国大陸へ向かう可能性が最も大きかったのですが、最新の予想では、台湾あるいは先島諸島付近を北上し、状況によっては九州方面へ転向する可能性も出ています。

台風14号は、きょう9日(木)午前6時現在、フィリピンの東にあって、中心気圧935hPa、最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートルの非常に強い勢力で西寄りに進んでいます。赤い暴風域の半径は85キロ、黄色い強風域の半径は165キロと、スケールはとても小さいのですが、勢力は非常に強いため、例えるならば、身体の小さな横綱といった感じだと思います。

参考までにJTWC(米軍合同台風警報センター)の発表では、台風としては最強クラスの猛烈な台風に匹敵するスーパー台風という解析をしています。

最新の気象庁の発表では、今後西寄りから北西方向へ進み、予報円の真ん中を進むと、非常に強い勢力を維持したまま、あさって11日(土)から12日(日)にかけて、台湾の東から先島諸島付近を北上する見通しで、これまでは台湾の西側を北上する予想でしたから、東側を通過する予想に変わってきたことで、先島諸島を中心とした沖縄での警戒モードは格段に上昇した形です。

なお、先島諸島付近を通過した後、予報円はかなり大きくなり、13日(月)は直径960キロ、14日(火)は直径1300キロにも及んでいます。これは紛れもなく、先島諸島付近を通過した後の進路予想がばらついているためで、もし東寄りのコースを進んだ場合は九州方面に転向する可能性もあることを示しています。

太平洋高気圧の壁が弱まる?

台風14号と太平洋高気圧の予想(ウェザーマップ)
台風14号と太平洋高気圧の予想(ウェザーマップ)

台風14号が先島諸島付近を北上し、どこへ向かうかは太平洋高気圧の勢力(太平洋高気圧の壁)によるところが大きくなっています。

最新の予想では、11日(土)頃までは東シナ海に張り出している状態ですが、12日(日)になると、この張り出しが弱まるため、台風14号はこの隙をついて先島諸島付近を北上するという予想に変わってきました。

ただこのあたりの予想はまだばらつきが大きいため、上述した通り、予報円が大変大きくなっている状態です。

種々の計算をみると、東シナ海で動きが遅くなり、数日間迷走するようなパターンや再び太平洋高気圧が張り出し、中国大陸へ向かうパターン、あるいは東寄りに転向し、九州や奄美地方に接近してくるパターンなど、かなりばらついている状態です。

太平洋高気圧の動向次第ですが、最悪は先島諸島付近を北上したあと、九州などへ転向してくる可能性も考えられますので、引き続き、最新情報にご注意下さい。