タイトル画像にある通り、引き続き本州付近には前線に伴う活発な雨雲が発生し、激しい雨や猛烈な雨の降っている所がある状況です。

土砂災害警戒情報の発表されている所も多くなっていますので、大雨に伴うさらなる災害に厳重な警戒が必要です。

西日本を中心とした大雨はまだ続きますし、最新の予想では来週も大雨が懸念される状況となるかもしれません。このあたりはのちほどお伝えします。

台風へ発達する可能性は小さい

天気図の変化(気象庁発表に筆者加工あり)
天気図の変化(気象庁発表に筆者加工あり)

きのう17日(火)午前9時、グアム島付近で復活した熱帯低気圧は引き続き、フィリピンの東海上を西寄りに進んでいます。

現在、熱帯低気圧が進んでいる海域の海面水温は30度前後あるため、その位置や海水温などからは台風へ発達してもおかしくない状況ですが、大きく見ると台風を発達させづらい下降流場などの環境があるようで、今後もあまり発達せずに北西方向へ進む予想です。

きょう18日(水)午前6時の段階では、中心の循環が解析できる熱帯低気圧という状態ですが、予想天気図にある通り、あす19日(木)午後9時の時点では、中心の循環がハッキリとしない低圧部に変わる予想で、この点からもやや衰弱するように進む予想となっています。

JTWCの予想でも下方修正

JTWCの発表に筆者加工あり
JTWCの発表に筆者加工あり

参考までに台風の勢力に発達することを示していたJTWC(米軍合同台風警報センター)の予想でも、きのう17日(火)午後の発表からあまり発達しない方向へ下方修正し、上図が最後の発表ということになっています。

ただ発達にそぐわない大気の環境になっているとはいえ、海水温は30度前後もあるため、今後も予想の変化には注意したいところです。

また熱帯低気圧は発達しなくとも、非常に湿った空気を伴いながら北上してくるため、この点にも注意を要します。

伴う暖湿気の動向に注意

暖湿気の予想(ウェザーマップ)
暖湿気の予想(ウェザーマップ)

あまり発達しない予想の熱帯低気圧とはいえ、熱帯からの暖湿気を伴いながら北上してくるため、侮れません。

コンピュータの計算では、今ある熱帯低気圧の位相、熱帯擾乱(ねったいじょうらん)は、22日(日)頃、石垣島付近に到達する予想で、先島諸島を中心とした沖縄では大気の状態が非常に不安定となるため、激しい雨の降る所があるでしょう。

さらにこの暖湿気が来週のはじめにかけて、大陸からの暖湿気とまとまるように本州付近に流れ込む計算も出ており、最新の予想では、来週も本州付近に前線が停滞する可能性が示されています。暖湿気の動向などによっては、来週も本州付近で激しい雨の降りやすい状態が続くおそれがありそうです。

今のところ、現在ある熱帯低気圧によって、大荒れとなる可能性は小さいと思われますが、先島諸島付近からの暖湿気の動向などに注意が必要という状況です。