新たな熱帯低気圧が発生し、異例のコース取りへ

天気図の変化(気象庁発表に筆者加工あり)
天気図の変化(気象庁発表に筆者加工あり)

最新の台風情報(気象庁発表)

大型で強い台風6号が今夜にかけて先島諸島へ近付く一方、気象庁の予想によると、タイトル画像にある赤い丸の中で雲域がまとまり、今夜には小笠原の東海上で新たな熱帯低気圧が発生する見込みです。

一般に小笠原の東海上で発生するような熱帯低気圧や台風は、そのまま日本の東を北上し、東へカーブした後、日本から遠ざかるパターンがほとんどですが、今回の熱帯低気圧は様相が違います。

これから週明けにかけては、日本の東から北日本方面で太平洋高気圧の勢力が強まるため、熱帯低気圧はこれにブロックされるように東へカーブすることが出来ずに、むしろこれに押されるように西へカーブしながら、日本付近へ近付いてくる見通しとなっているのです。

いわば王道パターンではなく、異例のパターンでの列島接近と言えます。

週明け早々、26日(月)~27日(火)に関東や東北に接近か

雨や風の予想(ウェザーマップ)
雨や風の予想(ウェザーマップ)

最新のコンピュータの予想では、週明け26日(月)には、異例のコース取りで、日本の東海上から熱帯低気圧が近付いてくる計算で、そのまま27日(火)にかけて、関東から東北に接近し、上陸するような計算も多々見られます。

ただ関東へ向かって進んでくるのか、東北へ向かって進んでくるのか、あるいはその勢力やどれくらい活発な雨雲を伴って接近してくるのかなどは、まだまだ予想にかなりのブレがある状態です。

海水温が異常に高く、台風として発達しながら急接近も

海水温と平年差(気象庁発表に筆者加工あり)
海水温と平年差(気象庁発表に筆者加工あり)

上図は気象庁が発表している日本周辺の海水温とその平年差です。

上段は約2週間前7月10日(土)のものですが、日本周辺では平年より高いことをあらわす赤色が目立ってはいますが、際立って高いというわけではなく、日本の東海上には平年より低いことをあらわす青色領域も広がっています。

ところが、おととい7月21日(水)のものをみると様相が一変し、日本海や北日本周辺では平年より5度前後も高く、日本の東でも平年より3度前後高く、青色領域は消滅しています。

これは今週日本付近で猛暑が続いたことと関連し、海上でも強い日差しが照りつけて、みるみる海面の温度が上昇したものと思われます。

ここで新たな熱帯低気圧が進むであろう黄色い丸の中、小笠原から日本の東(北緯35度付近)に注目すると、平年よりかなり高くなっているために、台風が発生し、勢力を維持できると言われる27度以上の領域が大きく広がっており、熱帯低気圧は台風の勢力となって、関東や東北に急接近することも十分に考えられます。

最悪は新たな台風が週明けに関東や東北へ急接近し、上陸するようなことも考えられますので、常に最新情報をチェックしていただきたいと思います。