台風2号は4月最強の猛烈台風へ発達する予想。来週後半には沖縄へ近付くおそれも

台風2号の雲の様子(ウェザーマップ)

4月最強の猛烈な勢力に発達する予想

台風2号の予報円(ウェザーマップ)
台風2号の予報円(ウェザーマップ)

最新の台風情報(気象庁発表)

台風2号はフィリピンの東海上で顕著に発達しており、きょう17日(土)午前9時現在、風速15メートル以上の強風域が半径500キロ以上に及び、中心気圧935hPa、最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートルの大型で非常に強い台風となっています。

タイトル画像をみても、台風の中心付近を取り巻く雲頂高度16000メートル以上の活発な積乱雲の真ん中に針でつついたような台風の眼が出現しているのが分かります。

筆者が調べたところ、台風の大きさを決める強風域の統計がある1977年以降で、4月に大型の台風が発生したのは1997年台風1号の1個だけですから、4月としては極めて珍しい大型台風の発生と言えます。

しかも台風2号は今後さらに発達し、週明け19日(月)から20日(火)にかけて、中心気圧915hPa、最大風速55メートル、最大瞬間風速75メートルの猛烈な勢力となる予想です。

同じく1977年以降の統計で、4月に発生した台風が最大風速54メートル以上の猛烈な勢力に発達した例は一度もなく、もし台風2号が猛烈な勢力となれば4月としては初めてのこととなります。(2015年の台風4号は3月28日に発生し、3月31日から4月2日にかけて猛烈な勢力となりました。)

1977年以降、猛烈な台風は100個発生しており、その月ごとの発生個数を調べると、1月0個、2月1個、3月2個、4月0個、5月5個、6月1個、7月9個、8月16個、9月22個、10月25個、11月15個、12月4個となっています。やはり海水温の高い夏場から秋にかけて圧倒的に多く発生しているのが分かります。

台風2号は4月として過去最強とも言える猛烈な台風に発達し、フィリピンの東をゆっくり北上する見込みです。

来週後半には沖縄へ近付くおそれも

台風2号の予報円(ウェザーマップ)
台風2号の予報円(ウェザーマップ)

台風2号は猛烈な勢力に発達した後、予報円の真ん中を進むと、やや衰えながらも、非常に強い勢力で22日(木)には沖縄の南、北緯20度線付近に達する見込みです。

この時点で、もし予報円の北側へ進んでいれば、沖縄地方にかなり接近しているような進路予想となっています。

もし4月に沖縄へ台風が接近すれば、2003年台風2号以来、18年ぶりのこととなりますが、接近するしないにかかわらず、週明けには沖縄近海に高い波やうねりが届く予想となっていますので、海上は早々と注意が必要になるでしょう。

なお、種々の計算によると、台風2号は沖縄の南から北東方向へ進路をとり、来週の週末頃、小笠原諸島付近へ達する計算が主流となっていますが、なかには伊豆諸島近海へ北上したり、小笠原諸島の南を離れて通過する計算など、沖縄の南からの進路予想はかなり不確実な状況です。

今後も気象庁発表の最新の台風情報で確認するようにして下さい。

*参考:国立情報学研究所(デジタル台風)