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台風1号は週末~週明けに沖縄接近のおそれ、近年増えている台風1号の接近

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
台風1号の雲の様子(ウェザーマップ)

台風1号は急発達か?週末~週明けに沖縄近海へ

台風1号の予報円(ウェザーマップ)
台風1号の予報円(ウェザーマップ)

台風1号の最新の予報円(気象庁発表)

今年初めての台風1号は、フィリピンの東海上で発達を続けています。

昨夜台風が発生した時点では、中心気圧が1002hPa、最大風速18メートルでしたが、きょう午前9時の段階では、中心気圧994hPa、最大風速23メートル、最大瞬間風速35メートルとなっています。

タイトル画像の雲の様子をみても、雲の渦巻き自体はそれほど大きくはないものの、昨夜発生時の時点よりも、渦の巻き方がしっかりしてきた様子がうかがえます。

そして発生時の予想と変わってきたのが、その進路と勢力。

昨夜はフィリピンを横切りように一旦南シナ海へ抜ける予想だったため、陸地を通る分、発達が抑えられる予想でしたが、最新の予想ではフィリピンに沿うように海水温が30℃前後もある海域を比較的長く進むため、より発達が見込まれる形となり、暴風域を長い時間、保つのはもちろん、あさって15日(金)には一時的に最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートルの強い台風に発達する予想に変わっています。

その後、予報円の真ん中を進むとフィリピン北部のルソン島を通過し、ここで勢力がダウンしますが、それでも暴風域を伴ったまま、北寄りに進めば、17日(日)には石垣島などに近付くおそれがあります。

また18日(月)にかけて、沖縄本島へ近付くおそれもあります。

近年、増えている台風1号の日本接近

前回2016年、沖縄に接近した台風1号(ウェザーマップ)
前回2016年、沖縄に接近した台風1号(ウェザーマップ)

台風の中心が気象官署等から300キロ以内に入った場合を「その地域に接近した台風」としています。

統計のある1951年以降で、台風1号の日本接近を調べてみると、1996年までの46年間は一度もありませんでした。

ところが1997年に初めて台風1号が小笠原諸島に接近したのをきっかけに、1999年(小笠原)、2000年(小笠原)、2001年(沖縄)、2004年(小笠原)2009年(小笠原)2011年(沖縄・九州など)2016年(沖縄)と、多くの台風が小笠原や沖縄に接近しており、2011年の台風1号は沖縄の他、九州などへも接近しました。

なぜ、近年台風1号が接近しやすいのか?おそらく台風1号の発生時期が遅くなっていることも影響しているかと思いますが、今年も遅く発生した台風1号が4年ぶりの接近台風となるかもしれません。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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