クリスマスイブの頃、東京で雪が降る?
東京に雨か雪予報
まず向こう10日間、クリスマスイブまでの予報をご覧下さい。
冬季には晴れやすく、空気の乾燥する太平洋側でも変わりやすい天気が続き、関東以西でも傘マークが非常に目立っています。
そんな中、東京の予報に注目すると、来週の水曜日頃には18℃近くまで上がりますが、その後気温が下がり、22日(日)~24日(火)頃には雨か雪が降る予報となっています。
クリスマスイブに雪が降れば54年ぶりに
24日はクリスマスイブで、降ればホワイトクリスマスということになりますが、データの残っている1921年以降で調べてみると、東京でクリスマスイブに雪が降ったことは2回しかありません。
それは1937年(午前9時25分~午前10時25分)と1965年(午後6時45分~午後7時01分、午後7時28分~午後8時15分)の2回。
1965年はちょうど夜に雪が舞っていますので、まさにクリスマスイブの雪となりました。
東京でもし降れば、この1965年以来、54年ぶりということになりますが、なぜこの頃に雨か雪の予報があるのでしょうか?
南岸低気圧が通過する予想
来週以降も変わりやすい天気が続く中、22日(日)~24日(火)頃にかけて、上図のように南岸低気圧を予想する計算がいくつか出ています。
東京で冬季に雪が降るのはほとんどがこの南岸低気圧の通過によるもので、北からの寒気との兼ね合いで、雨ではなく雪になることが多々あります。
今のところ、雪を降らせるようなコースを進むと予想する計算はあまり多いわけではなく、本州上を進んだり、南を離れて通ったり、低気圧すら発生させない計算などが入り乱れている状態です。
ただかなり少数派ながら、積雪を伴うような雪を予想する計算もあります。
今後、雪になるような可能性はどれくらいあるのか?だんだん予報の精度が上がっていくと思われますので、来週にかけて、注目したいと思います。
参考:クリスマスイブの降雪(気象庁天気相談所より)