台風18号が発生、沖縄から西日本接近コースか
強い勢力で沖縄から西日本接近へ
フィリピンの東海上にあった熱帯低気圧が発達し、きょう午前9時に台風18号となりました。
今後は勢力を強めながら北西方向へ進み、暴風域を伴う強い台風へ発達しながら、月曜日から火曜日にかけて、先島諸島付近を北上する見込みで、この時点での最大瞬間風速は50メートルから55メートルに達する予想です。
その後、東シナ海で徐々に北東に転向し、予報円の真ん中を通ると、水曜日から木曜日にかけて、対馬海峡から日本海へ進む予想で、南よりのコースをとれば、西日本から列島を縦断するおそれもある予報円となっています。
今のところ、先日の3連休に接近した台風17号と同じような勢力、同じようなコースをとる予想です。
進路の決め手は太平洋高気圧の勢力
台風は太平洋高気圧の縁を回って日本付近へ近付いてくることが多いものですが、今回の台風18号の進路も、やはり太平洋高気圧の強さにかかっていると思われます。
太平洋高気圧が沖縄付近に強く張り出せば、東シナ海を大回りして朝鮮半島へ向かう可能性がある一方、沖縄付近での張り出しが弱ければ、東シナ海を比較的小回りして、西日本や東日本の太平洋側を進んでいくことも考えられます。
JTWCの予想では?
参考までに米軍合同台風警報センター(JTWC)の予想でも、気象庁と同じような進路となっています。
今後も発達しながら北西方向へ進み、月曜日から火曜日にかけて、石垣島などの先島諸島付近を通過する見通しで、この段階で最も勢力が強まり、気象庁の予想よりも強く、最大瞬間風速は65メートル程度に達する予想です。
これは日本のランクに例えると、非常に強い台風に匹敵する強さとなり、その後東シナ海を北上しながらやや勢力を落とすものの、それでも強い勢力を維持した状態で、九州北部に接近してくる予想です。
気象庁もJTWCも比較的同じような進路、強さを予想していますが、上述の太平洋高気圧の勢力次第で、進路や近付くタイミングなどが変わる可能性がありますので、今後も最新の台風情報を頼りにして下さい。
参考:デジタル台風