次の熱帯低気圧は週末に日本の南へ北上か?
熱帯低気圧が発生し北西へ
首都圏に大きな被害をもたらした台風15号は、さきほど午後3時に日本の東海上で温帯低気圧に変わりました。
平年の台風発生数と上陸数を調べると、9月までに18.4個が発生し、このうち2.4個が上陸していますが、今年は9月10日の時点で、発生数15個に対し、すでに4個も上陸しています。
今後もまだまだ台風シーズンが続きますが、タイトル画像にもある通り、フィリピンの東海上で広範囲に渡り、低圧部に伴う雲の集団が発生しています。
低圧部とは周囲より気圧が低いものの、まだ循環が弱くて、中心が特定できないところで、循環がはっきりして、中心が特定できるようになれば、熱帯低気圧として解析されます。そしてタイトル画像にある低圧部が熱帯低気圧に変わるのは時間の問題と言えるでしょう。
気象庁の予想では、あす水曜日の午前9時までにはフィリピンの東で熱帯低気圧に変わる見込みで、あさって木曜日にかけて、北西方向へ進む予想です。
週末には日本の南へ。その後は?
上記の熱帯低気圧は木曜日頃まで太平洋高気圧の南の縁に沿って北西方向へ進みますが、金曜日頃、北緯20度付近に達する頃には太平洋高気圧の勢力が弱まる予想です。
こうなると弱まった太平洋高気圧の間を割り込むように北上する可能性もあり、最新の種々の計算では、早ければ日曜日頃にも本州の南海上へ到達させるものも出始めています。
熱帯低気圧は今後台風になるかどうかはまだ不確実ですが、週末からの3連休の天気に影響する可能性もありますので、最新情報にご注意下さい。