台風3号、発生するとともに西日本へ上陸の恐れも
台風3号発生へ、いきなり西日本に上陸も
タイトル画像にもある通り、熱帯低気圧に伴う活発な雨雲が沖縄周辺にまとまっており、すでに沖縄本島では大雨となっています。土砂災害警戒情報も出されており、厳重な警戒が必要です。
熱帯低気圧はきょう午前9時現在、沖縄本島の南、500キロ以上離れた所を北上していますが、今後は足早に北上し、今夜には沖縄本島付近に達する見込みです。
この頃まではまだ熱帯低気圧の予想ですが、その後奄美地方を北上しながらやや発達し、あす木曜日の午前9時、九州南部に近づく頃までには中心の風が強まり、台風となる見込みです。
その後、あす夜にかけて、九州南部から紀伊半島の太平洋側に接近し、上陸するおそれがあり、もし台風の勢力で上陸すれば、6月としては2012年以来、7年ぶりとなります。
その後、あさって金曜日にかけて、東海や関東でも雨や風が強まる心配があります。
木曜日午前9時の雨や風の予想
きょう午前11時に、記録的に遅かった西日本の梅雨入りが発表されました。
今は梅雨前線に伴う雨が降っていますが、あすには熱帯低気圧から変わる台風が接近するため、より活発な雨雲がかかり、雷を伴って、非常に激しい雨の降る恐れがあります。
あす木曜日午前9時の雨や風の予想をみると、九州のすぐ南の海上に台風とみられる風の渦巻きがあり、雨に加えて、九州南部では風も強まってくる予想です。
木曜日午後3時の雨や風の予想
あす木曜日午後3時になると、台風とみられる風の渦巻きは四国方面へ移っており、夕方にかけて、雨や風のピークは高知県を中心とした四国ということになりそうです。
木曜日午後9時の雨や風の予想
そしてあす午後9時になると、台風とみられる風の渦巻きは紀伊半島付近へ移動し、あすの帰宅時間は近畿や東海で風雨のピークとなりそうです。
その後、あさって金曜日の朝にかけて、活発な雨雲は関東地方を通過する予想で、この頃まで台風としての形を保っているかは微妙なところですが、金曜日朝の通勤時間帯に関東で雨や風のピークが重なる可能性もありそうです。
気象庁からすでに防災情報が出されており、この熱帯低気圧や台風の通過に伴い、南西諸島から西日本の太平洋側にかけて多い所では300ミリ前後の大雨が予想されています。
大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫などに警戒が必要です。