今週は熱帯低気圧の動向に要注意
熱帯低気圧はゆっくり北上へ
タイトル画像にもある通り、現在フィリピンの東海上に熱帯低気圧があり、活発な雨雲を伴いながら北上しています。
この熱帯低気圧はあす火曜日にかけて、フィリピンの東海上をゆっくりと北上したあと、水曜日から木曜日にかけて、沖縄近海へ達する可能性が高くなっています。
また熱帯低気圧の前面にある梅雨前線も活動が活発となりながら西日本に接近する見込みで、西日本は今週後半、記録的に遅い梅雨入りを迎えるとともに、大雨となるおそれがありそうです。
木曜日の雨雲と風の予想
今週木曜日、午前9時の雨雲と風の予想をご覧下さい。
これは種々ある計算の中のあくまでも一つの予想ですが、沖縄本島(那覇)のすぐ南に熱帯低気圧に伴う風の渦巻きがあって、平均16メートル以上の強い風の巻き込みも見られます。
今のところ、台風となるような予想は出ていませんが、平均17.2メートル以上になれば台風となりますので、その可能性はまだ否定できません。
一方、西日本に注目すると、北上した梅雨前線の雨雲が広がり、雨脚が強まっている計算となっています。
上記の熱帯低気圧は金曜日以降、本州付近へ進んでくる計算も多くみられますので、今後の動向に要注意です。
ようやく梅雨入り、しかも大雨?
未だに気象庁からは近畿~九州北部の梅雨入りが発表されていません。
画面上では、大阪、広島、高知、福岡にあたりますが、これらの地方でも水曜日から木曜日以降は一転して、雨ばかりの予報となっています。
おそらく今週降り出す雨のタイミングで、統計史上最も遅い梅雨入りの発表がされると思われますが、それとともに活発化した梅雨前線や熱帯低気圧の動向などにより、一転して断続的に大雨となる心配もあります。
最新情報にご注意下さい。