太平洋高気圧がブロック、台風22号は西進を続ける見込み

3つの熱帯擾乱の雲の様子(ウェザーマップ)

太平洋高気圧が北上をブロック

太平洋高気圧と台風22号の関係(ウェザーマップ)
太平洋高気圧と台風22号の関係(ウェザーマップ)

非常に強い台風22号はフィリピンの東海上を西寄りに進んでいます。

先週土曜日(8日)の時点では、日本の南にベルト状に連なる太平洋高気圧の勢力次第で沖縄付近から本州付近へ北上してくる可能性も考えられましたが、その太平洋高気圧は日に日に強い予想に変わり、最新の予想では日本の南から沖縄、東シナ海にかけて広く覆う予想となっています。

これだけ太平洋高気圧が強いとこれを割って台風が北上してくることは至難の業となるでしょう。つまり台風22号はこのまま太平洋高気圧の南の縁に沿って西進を続け、中国大陸に向かう可能性がかなり濃厚となってきました。

では詳しい進路をみてみます。

猛烈に発達したあと、中国大陸へ

台風22号予報円(ウェザーマップ)
台風22号予報円(ウェザーマップ)

最新の台風情報(気象庁発表)

けさ発表された最新の予報円でも西進傾向がよりハッキリとしてきています。

木曜日~金曜日にかけて、フィリピンの東で猛烈な勢力に発達したあとやや北よりの成分を持ちながら西進を続けます。

予報円の中心を進むと土曜日~日曜日にかけて、ちょうどフィリピンと台湾の真ん中付近を進み、中国大陸方面へ抜ける予想です。

ただ北よりのコースを進むと石垣島などにまだ近付く恐れもあり、金曜日の暴風域の半径は240キロとかなり大きくなっていますので、先島諸島は台風の中心が離れて通っても、強い風や高波などには警戒が必要となりそうです。

木曜日~金曜日は今年最強の台風に発達する予想

台風22号は木曜日午前3時に中心気圧915hPa、最大風速55メートル(105ノット)となり、金曜日の午前3時には中心気圧905hPa、最大風速55メートル(110ノット)の猛烈な勢力に発達する予想です。

ともに最大風速は55メートルなのですが、金曜日は110ノットの予想で、予想通りならば、今年最強の勢力に発達することとなります。

ここで1ノット(kt)とは1時間に1海里進む速さのことで、1海里(NM)は緯度1分(60分の1度)の長さ(約1.85km)となります。

2016年以降の猛烈な台風は以下の通りです。

2018年21号 915hPa 最大風速(105ノット、55メートル)

2018年 8号 915hPa 最大風速(105ノット、55メートル)

2018年 3号 915hPa 最大風速(105ノット、55メートル)

2016年26号 915hPa 最大風速(105ノット、55メートル)

2016年22号 900hPa 最大風速(115ノット、60メートル)

2016年18号 905hPa 最大風速(115ノット、60メートル)

2016年14号 890hPa 最大風速(120ノット、60メートル)

2016年 1号 900hPa 最大風速(110ノット、55メートル)

台風の強さは中心気圧ではなく、最大風速で決めていますので、もし台風22号が予想通り、最大風速110ノット(55メートル)となれば、今年最強で、2016年22号以来、2年ぶりの勢力となります。

平成30年7月豪雨による大雨被害に対して、緊急災害支援募金(Yahoo!基金)を行っていますので、ご協力をお願いいたします。