台風21号、週末~週明けに本州付近へ接近の恐れ
日本に向けてまっすぐに北上
台風21号は現在、フィリピンの東海上を西寄りに進んでいます。
けさ発表された最新の予報円によると、台風21号はあす以降、北寄りに転じ、急速に発達しながら北上を続ける見込みです。
20日(金)午前3時の時点で、中心気圧935hPa、最大瞬間風速は70メートルの非常に強い台風となる予想です。
その後の進路をみると、まさに日本列島を目指して北上してくるような感じで、22日(日)午前3時には、日本の南、北緯25度付近まで進んでくる予想です。
なお、この時点(22日午前3時)での予報円の直径は約1000キロ程度ありますが、5日後の予報円としては比較的まとまっている方、小さい方とも言え、台風が日曜日頃に日本の南付近に到達している可能性はかなり高いのではないかと思われます。
なお、台風の中心が予報円の中に入る確率は70%です。
5日後以降の進路予想は気象庁から発表されませんが、日本の南東海上にある太平洋高気圧の勢力が今の時期としては強い方で、急速に東へカーブするという感じではないと思われます。
つまり高気圧の西側を北上して、来週の週明けにも本州付近へ到達することも考えられる状況です。
もし上陸するようなことがあれば、統計史上3番目に遅い上陸台風となります。
また上陸しないまでも秋雨前線を活発にして、本州の広い範囲で大雨が降ることも予想されます。
今後の台風21号の最新動向に十分ご注意下さい。