週末は熱中症警戒。真夏日地点数は今年初めて100地点超えの可能性。

週末は全国各地で気温が上昇。熱中症に警戒を。(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

暖気と日差しで気温上昇

上空約1500mの気温予想(GSM19日午前3時初期値)
上空約1500mの気温予想(GSM19日午前3時初期値)

昨日、関東などに不安定な天気をもたらした上空の寒気は東へ抜け、このあと上空の気温は日に日に上昇していきます。

日曜日にかけての上空の気温予想は上図の通りです。

これは上空約1500mの気温ですが、このあたりの気温は地上の気温と密接な関係があり、単純に晴れていれば、この気温にプラス15℃前後をすれば、大まかに地上の最高気温となります。

予想では大陸で育った暖かな空気が朝鮮半島経由で日本海から日本列島に流れ込む計算で、日曜日にかけて本州付近は15℃以上の暖気に覆われる見込みです。

これは平年より5℃以上高く、東北などでは真夏に匹敵するような暖気です。

さらに高気圧に覆われ、晴れる時間が長く、強い日差しも照りつけるため、全国的に気温が上昇し、30℃以上の真夏日の地点数も急激に増える見通しです。

20日(土)の予想最高気温は以下の通りです。(19日昼、気象庁発表)

32℃・・・豊岡

31℃・・・福島、前橋、松本、岐阜、舞鶴、京都、久留米、日田など

30℃・・・帯広、熊谷、秩父、長野、甲府、名古屋、富山、福井、大阪、岡山、鳥取、山口など

主要都市でもこれだけ真夏日が出る予想で、アメダスを含めると少なくともこの数倍は真夏日地点が出るものと思われます。

今年最も真夏日地点数が多かったのは5月8日の25地点ですが、週末はこれをはるかに上回り、100地点(全国929地点中)を軽く超える可能性もありそうです。

(追記、きょう5月19日は真夏日地点数が26地点となりました。)

また海風の届きづらい内陸では局地的に35℃近くまで上がるかもしれません。

過去4年間も今の時期に100地点超え

2016年5月の真夏日地点数(気象庁データより作成)
2016年5月の真夏日地点数(気象庁データより作成)
2015年5月の真夏日地点数(気象庁データより作成)
2015年5月の真夏日地点数(気象庁データより作成)

今の時期は日差しが真夏並みに強いため、今回のように上空に暖気が入ると急激に暑くなることも多く、過去4年間はいずれも5月中旬~下旬にかけて、真夏日地点数が一気に100地点以上に達しています。(図は過去2年のみ作成)

そして総務省消防庁のまとめでは、このような暑さの日は5月でも熱中症の患者数が大きく増えるデータがみてとれます。

特に週末にこのような暑さが重なると患者数がさらに増える傾向があるようで、これはこの時期、運動会が増えることや炎天下でのスポーツなど、屋外で活動するイベントが増えることも関係しているようです。

週末は全国的に日差しが強く、今年一番の暑さとなる所も多いとみられ、水分補給や塩分補給はもちろんのこと、運動会など、日差しの強烈な炎天下での行動には特に注意を払って下さい。

さらにあす20日は光化学スモッグの発生しやすい気象条件となるため、気象庁から全般スモッグ情報も出されています。合わせてご注意下さい。