8月上旬は大猛暑と台風13号に要警戒
猛暑日は今年最多の200地点超え
8月のスタートとなったきょうは猛暑が更に加速し、岐阜県の多治見で39.9℃と今年全国で最も暑くなったのをはじめ、群馬県の館林でも39.4℃まで上がりました。
全国の35℃以上の猛暑日地点も223地点(927地点中、午後5時半現在)に達し、こちらも今年初めて200地点の大台を突破しました。
気象庁によると、猛暑日の地点数が1日で200地点を超えるのは2010年は1日、2011年と2012年はなし、2013年は5日、2014年は1日などとなっており、毎年そうそうあるわけではありません。
7月下旬以降、記録的な暑さに
今夏はエルニーニョ現象の影響もあり、厳しい暑さ、猛暑はあまり長続きしないのではないかという予想もありましたが、ふたを開けてみれば、その予想を覆すような猛暑に見舞われています。特に1年で最も暑い時期に入る7月下旬以降の気温は、関東から北日本にかけて、多くの所で平年より3℃以上も高くなっており、まさに記録的な暑さに見舞われている状態です。この暑さの原因はJAMSTECによると、ダイポールモード現象が影響しているという見方もあります。
来週にかけて、台風13号が猛暑を加速させる要因に
7月30日(木)に発生した台風13号は発達しながら西寄りに進み、来週の木曜日以降、沖縄に接近するおそれがあります。その後の進路ははっきりしないものの、来週の週末にかけて、沖縄はかなり大きな影響を受けるおそれがあるため、警戒が必要です。
一方、この台風13号はフィリピンの東を進む過程で日本付近にある太平洋高気圧を強める働きをするかもしれません。きょう8月1日は広い範囲で猛烈な暑さとなりましたが、このような大猛暑が少なくとも来週一杯は続く見通しです。