定時で帰ってボジョレー飲もう!個人でできる残業ゼロの工夫

(写真:つのだよしお/アフロ)

こんにちは。アクシス株式会社 代表・転職エージェントの末永雄大です。

中途の人材採用支援をしつつ、月20万人以上の読者を持つ「すべらない転職」というメディアを運営している中で、Yahoo!ニュース上では2013年から「働き方3.0」というテーマでキャリアや雇用分野について発信させてもらっています。

さて、本日21日といえば、世界同時・ボジョレーヌーボーの解禁日ですね!

フランス産の新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が21日午前0時に解禁された。各地の小売店が専用売り場を設けたほか、ワイン輸入業者がレストランなどでイベントを開いた。

出典:ボージョレ・ヌーボー解禁、今年は「濃厚な味わい」読売新聞オンライン

解禁日ということで、なぜボジョレーヌーボーがここまで人気なのか調べてみました。そもそもボジョレーヌーボーという名前って、フランスの「ボジョレー」地区の「ヌーボー=新酒」という意味だそうです。新酒が収穫されてから2ヶ月足らずで飲める点、ボジョレーヌーボーの出来栄えでブルゴーニュ全体の出来が予想できる点が人気の秘密なんだそうです。

ボジョレーとは、フランスのブルゴーニュ地方の南にあるボジョレー地区のことで、ヌーヴォーとはフランス語で新しいものという意味です。

 つまりボジョレー・ヌーヴォーとは、ボジョレー地区でその年に収穫した新しいブドウから造られる新酒のことをいいます。ブドウ品種は、必ず「ガメイ」を使用することが決められています。さて、毎年「今年の出来は?」「今年のボジョレー・ヌーヴォーの味は?」とよく話題になっていますが、それにはどんな理由があるのでしょうか?それは、その年のブドウの出来を確認するための試飲用ワインとして造られているからです。もともとは、ボジョレー地区のブドウ農家がブドウの収穫に感謝して、実りを祝うために造られており、収穫祭で今年のブドウの出来を確認していたのです。

出典:なぜこんなに騒がれる!? ボジョレー・ヌーヴォーとは

私はそこまでワインに詳しいわけではないのですが、この理由を知ってからボジョレーヌーボーを飲みたくなりました。

同じように思われた読者の方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか?

とはいえ今日は平日ですから、特に多忙な会社に勤める方や締め切りの仕事が近い方は「残業が理由で飲む時間がない」という場合もありそうですね。

私自身、転職エージェントとして様々な業界・キャリアの方と関わらせていただく中で、業界・職種によって残業理由や忙しさの違いを実感しているので、「どうしたら残業をなくせるか」について画一的に語ることはできません。

今回は、全てのキャリアパーソンのためになるか分かりませんが、「個人でできる残業ゼロの工夫」についてお話ししていきたいと思います。

日本における残業の実態

近年「働き方改革」が国家・民間関わらず多方面で議論されていますが、実際はどうでしょうか?

今年4月に施行された改正労基法の罰則対象外である管理職や日本の7割を占めている中小企業では未だ残業問題が解決していないようです。

特に大企業の管理職では、むしろ残業が増加しているというデータもあるそうです。

リクルートスタッフィングが中間管理職412人を対象に「働き方改革における管理職への影響と変化」に関する調査を行ったところ、罰則の対象とならない管理職の負担が増えている実態が見えてきた。4月以降、6割の中間管理職が「残業時間が変わらない」と回答し、部下の残業時間削減のために、自分の仕事量が増えていると答えた管理職が3割に上った。

出典:働き方改革で残業がむしろ増加、変われない管理職のジレンマ解決法

今年4月に施行された改正労基法による残業時間の上限規制は、実は中小企業には適用されていない。来年4月から適用されるのだが、今後、中小企業労働者の関心が高まり、その結果、「過払い金」ならぬ「未払い残業代」請求訴訟が頻発するかもしれない。

出典:古賀茂明「安倍政権の働き方改革に騙されるな」〈週刊朝日〉

また残業は減ったものの、家に持ち帰って仕事をせざるを得なくなったり、定時で帰った翌日に仕事のしわ寄せがきてしまったりと、「働き方改革」の本質的な目的の実現には未だ課題がありそうですね。

残業を事前に回避する「ズレ」の解消

仕事が時間通りに終わらない最大の理由は何でしょうか?

それは、仕事というものが複数の利害関係者により成り立っているということが根本的な理由ではないかと思います。

利害関係者には、上司・同僚・クライアントなど、仕事で関わる全ての人が含まれます。

残業をなくすためには、仕事を効率的に進められればいいわけですが、では「複数の利害関係者で成り立っている」仕事を効率化するためにはどうしたらいいでしょうか?

単純に言えば、「利害関係者とのズレ」を解消することです。

今回は、「利害関係者とのズレ」を解消するコツをお伝えしたいと思います。

「目的・完了状態・報連相のタイミング」の「ズレ」にご注意

ズレを解消するコツをお伝えする前に、まずそもそも利害関係者との間には、どのようなズレがあるのか、認識・定義しなければなりません。

利害関係者とのズレがどの部分に生まれるのか、それは以下の3点であると考えています。

  1. 目的「なぜこの仕事をするのか」「なぜ自分や相手がすべき仕事なのか」
  2. 完了状態「いつまでに・何を・どれくらい・どのように完了しておくべきか」
  3. 報連相のタイミング「どこまで出来上がったら、いつ、どのようなタイミングで報告・連絡・相談を行うべきか」

具体的に、あなたが上司に資料作成の仕事を依頼されたときを想像してみましょう。

上司「これを作ってもらえないかな?」

あなた「はい、わかりました」

と何も確認せず承諾をしていませんか?

しかし、あなたとあなたの上司は別の人間ですから、上記の3つについてズレがある場合が大いに考えられます。

むしろ、最初からズレが一切ない、ということはありえません。

例えばあなたが「今日中に完成レベルまで持っていって最終報告すればいい」と思っていたとしても、上司は「1時間後にまずラフ案を持ってきて進捗を随時確認しながら今日中に完成させたい」と思っているかもしれません。

このズレが解消されないまま進められてしまった場合に考えられるのは、あなたが上司から「なぜまだ持ってこないんだ」と怒られ、完成して提出した資料が上司に受け入れられず、手戻りすることになってしまいます。この、ズレを解消しないことによる手戻りが、定時に帰れない、という状況を作り上げるのではないでしょうか。

タスク調整のヒントもここにあり!

上記に述べた3点は、第三者が関与しない自分のみで完結する仕事においても、不明確な場合があります。

自分自身で完結出来る仕事でも、1つ1つの仕事に関して「目的・完了状態・報連相のタイミング」を個人の中でも把握していなければ、どの仕事にどれくらいの時間を割くべきかを見極めることができません。

「目的・完了状態・報連相のタイミング」について考えていない・なんとなくで考えているという方は、実際の仕事と自分の頭の中の間にズレがありますよね。改善の余地がありそうです。

自分の仕事にかかる時間を把握できないと、前もってタスクの調整ができないのは当たり前のことですよね。

仕事はそもそも複数の利害関係者に左右される事が多いにもかかわらず、そもそも自分自身のタスクの調整ができていないと、定時内に仕事を終わらせることができません。

そのため、まずは自分自身の仕事を、「目的・完了状態・報連相のタイミング」の3つの観点から把握することから始めてみましょう。

今日こそは、定時で帰り、ボジョレーヌーボーを解禁日に楽しむ時間を作りませんか?