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WBCライト級タイトル挑戦者決定戦に出場するブルファイター

林壮一ノンフィクションライター
(C)Ryan Hafey / Premier Boxing Champions

 WBC/WBOライト級3位、IBF4位のイサック・クルスが、9月4日にWBC同級挑戦者決定戦に出場することとなった。

 クルスは、2021年3月にもWBAライト級タイトルの挑戦者決定戦で勝利し、昨年12月にジャーボンテイ・デービスに挑んでいる。

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20211207-00271435

 圧倒的不利とされたクルスだが、デービスを苦しめ、自身の株を大いに上げた。

(C)Esther Lin/SHOWTIME
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 23勝(16KO)2敗1分けの24歳は、この4月にユリオルキス・ガンボアを5回KOで下している。

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20220420-00291915

(C)Esther Lin/SHOWTIME
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 9月4日の会場は、ジャーボンテイ・デービス戦と同じクリプト・ドットコム・アリーナだ。

 クルスは言う。

 「ロスアンジェルスのファンの前で戦えることを、とても幸せに思います。モチベーションが上がりますよ。ライト級最強のデービスと戦ったファイトと同じ場所で、今回もいい相手と戦えるんですね。試合を控えてワクワクしています」

 対戦相手は27勝(12KO)2敗3分けの同胞、エドワルド・ラミレス(29)。2019年11月以降、5連勝中のサウスポーだ。ラミレスにとって、ライト級での初試合となる。

(C)Esther Lin/SHOWTIME
(C)Esther Lin/SHOWTIME

 ラミレスも話した。

 「この一戦のために増量を決めたが、その分自分は強くなっている。クルスと戦うのは非常に光栄だ。何故なら、俺が勝てばライト級トップ選手の一人として、ボクシング界全体から認められるから。

 ヤツは足を使ったりはせず、打ち合いにくるだろう。でも、俺を倒すことは出来やしないよ。勝つ策も見当たりっこ無い。自分が有名になる為の最高の相手だな」

 メキシカン同士の打ち合いが予想される。筆者はクルス有利と見る。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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