現地時間2021年6月30日、NBA西地区ファイナル第6戦でロスアンジェルス・クリッパーズのガード、パトリック・ベバリーは己を見失ってしまった。

 敗戦が色濃くなった局面において、ベバリーはタイムアウトでベンチに向かって歩いていたクリス・ポールを後ろから突き飛ばした。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 即、退場が告げられたベバリーは、背番号21のユニフォームをファンに向かって投げ、控室に消える。同ゲームでクリッパーズは、1万8495人が駆け付けたホームファンの前で自滅した。その後、ベバリーにはワンゲーム出場停止処分が下された。

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 そのベバリーがメンフィス・グリズリーズにトレードされた。

 グリズリーズはポイントガード、エリック・ブレッドソーを放出するので、クリッパーズのレイジョン・ロンド、ダニエル・オトゥル、そしてパトリック・ベバリーを獲得したいというもの。

 ただ、ブレッドソーの推定年俸1930万ドルに対し、ベバリーには1430万ドルが保証されるということであった。

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 その僅か2日後、ベバリーはミネソタ・ティンバーウルブズへとトレードされた。グリズリーズはベバリーの代わりに、ティンバーウルブズのフアンチョ・エルナンゴメスとジャレット・カルバーの2名を獲得。

 西地区ファイナルのベバリーの行為は、確かに激しい非難を受けた。しかし、"被害者"となったクリス・ポールにもそんな過去がある。

 ベバリーの荒々しいディフェンス力を評価する人も多い。ティンバーウルブズは、彼のリーダーとしての資質や激しいプレーを買っているそうだ。

 さて、ラフなファイターは来季、いかなるプレーをファンに見せるか。