現地時間19日に行われたWBCミドル級タイトルマッチは、チャンピオンのジャーモール・チャーロが、ワンサイドの判定(120-108、119-109、118-109)で挑戦者、フアン・マシアス・モンティエルを下し、防衛に成功した。

Photo:Esther Lin/SHOWTIME
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 22戦4敗2分けのモンティエルは勝利の全てをKOで飾っていたが、チャーロに対してまるでプレッシャーを掛けられない。スイッチを繰り返し、サウスポースタンスで戦う時間が長かったが、有効な策とは言えなかった。

 とはいえ、31歳のチャンピオンにもキレが無い。簡単にロープに下がる挑戦者を攻めあぐね、3ラウンド、4ラウンドには不用意に被弾した。キャリア32戦で最多となる769発のパンチを繰り出したが、内容は冴えなかった。

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 「故郷のファンの前で戦えて嬉しかったよ。もっと彼らに喜びをもたらしたい」と試合後に語ったチャーロが、ヒューストンのリングに上がるのは4度目のことだ。

 「モンティエルは全てのラウンドで、可能な限り自分を出したね。試合開始から骨のある挑戦者だと感じた。あの精神力は称えられる。素晴らしいファイターだよ」

 チャンピオンはチャレンジャーをそう持ち上げ、手数でもモンティエルの258を倍以上上回ったが、会心の勝利には程遠かった。

 生まれ育った土地で組まれた防衛戦で、必要以上に力んでしまったのか。

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 実際、チャーロは第8ラウンドに挑戦者のパンチを浴び、右目の上をカットした。彼がこのような傷を負うのはプロデビュー以来、初めての事だ。

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 「160パウンドは俺の階級だ。統一戦を希望する。ゲンナジー・ゴロフキンとヒューストンで戦いたいね。カネロがミドル級に降りて来るなら、ヤツとも戦いたい。俺はこの地で王座を守り続ける」

 WBA王者の名は出なかったが、この日のチャーロなら、村田諒太にとって美味しい相手と言えるかもしれない。