「WBCスーパーミドル級挑戦者決定戦」間もなくゴング
「WBCスーパーミドル級タイトル挑戦者決定戦」と名付けられた元王者のアンソニー・ディレル(36)vs.カイローン・デイビス(26)戦のゴングまで、残すところ半日となった。
今夜の一戦はFOXで生中継される。
前日計量では、ディレルが167.4パウンド、デイビスが167.6パウンドで、問題なくパス。
33勝(24KO)2敗1分けの元チャンピオンは、試合2日前に行われたオンライン会見で、10歳下の対戦相手を挑発した。
「こいつがスーパーミドル級で試合をするのは初めてだろう。小さいし、強くもない。それは本人が一番よく分かっている筈だ。俺の相手じゃない」
ミドル級から増量した15勝(6KO)2敗のデイビスは、まったく表情を変えずに受け流し、言った。
「自分のキャリアにおいて、もっとも重要な試合になります。準備万端。リングで全てをお見せします」
デイビスの冷静さが、リングでアドバンテージになるような気もする。
同階級のWBA/WBC王者は、サウル・"カネロ"・アルバレス、WBOがビリー・ジョー・サンダース。両者の統一戦が噂されており、彼らの2021年のスケジュールはある程度決まっているようだ。
IBFスーパーミドル級チャンピオン、カレブ・プラントの3度目の防衛戦はFOXが放映した。となると、今夜の勝者はWBCよりもIBFタイトル挑戦の可能性が大か。プラントは21戦全勝12KOの28歳だ。
FOXそしてプロモート会社であるPremier Boxing Championsが、いかなる手腕を発揮して世界戦を組むかにも興味をそそられる。
コロナ禍を吹き飛ばすファイトを期待したい。