13日、WBA暫定スーパーフェザー級王者のクリス・コルバートが、同級4位のハイメ・アルボレーダを11ラウンドでストップし、15連勝(6KO)を飾った。

 乳ガンの早期発見を促す活動のシンボルであるピンクリボンをあしらい、グローブ、シューズ、スパッツ、髪をピンクで統一したコルバート(24)は、ヘクター・”マッチョ”・カマチョに憧れているのか。奇抜なトランクスも、ファイティングスタイルも良く似ていた。

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME
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 試合開始時はオーソドックスに構え、ジャブの刺し合いで先手を取ると、スイッチしてアルボレーダを撹乱する。

 気が強く、チャンスに4つ、5つ、6つとまとめて打てるのがコルバートの強みだ。

 2回、接近戦の打ち合いで我慢比べが続くなか、コルバートはローブローでアルボレーダの動きを止め、同ラウンド終了間際に右ストレートを叩き込んでダウン寸前に追い込む。

 その後は、コルバートは自分の距離を保ち、打ち合いでも凌駕して差をつけていく。時にノーガードで誘っては、ロングレンジからの左アッパーや飛び込んでのロングフックを見せた。

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME
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 5ラウンド時点でのパワーパンチの数は、暫定王者が99発放ったうちの49をヒットしたのに対し、4位は181分の45と正確さが違う。

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME
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 ただ、コルバートの試合運びの巧みさはローブロー使用でもあった。一方的にリングを支配しながらも、8回に右、左とアッパーを急所に見舞い、減点を告げられる。

 休息を拒んだものの、これによってアルボレーダは深いダメージを負った。

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME
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 第9ラウンド、コルバートは左アッパーからの左フックでダウンを奪う。翌10ラウンドはペースダウンするが、第11ラウンドに2度倒し、最後はワンツーのダブルをヒットしたところでレフェリーが試合を止めた。

 KOタイムは同ラウンドの1分37秒。

ドミニカ人ファイターであるアルボレーダの戦績は、16勝(13KO)2敗となった。

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME
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 試合後、コルバートは言った。

 「試合を支配したのは俺だ。2ラウンドくらいはアルボレーダがとったかな。でも、それはこちらの作戦でもあった。後半にKOできるだろうと思っていたよ。今、俺は自信をつけたいんだ。130パウンドでトップ選手であることを証明していくぜ。

 俺は見掛け倒しのボクサーじゃない。真正面で打ち合える。今夜の試合も、打ちつ打たれつの局面もあった。そうなることは充分予想していた。で、後半にKO勝ちする作戦を立てていた」

 15戦目にして、自身の試合が初めてSHOWTIMEで中継されたコルバートは、まずまずのアピールに成功したと言えるだろう。130パウンドでTOPファイターとなれるか? 面白い存在だ。