16連続KO勝ちをマークしたフィラデルフィアの新星

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME

 9月19日、フィラデルフィア出身のウエルター級ファイター、ジャロン・エニスがフアン・カルロス・アブリューを6ラウンドTKOで下し、自身の戦績を26戦全勝24KOとした。

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 第5ラウンド、エニスはアブリューの右ストレートに合わせて、右アッパーを顎に叩き込み、ダウンを奪う。技ありの一発だった。翌、6ラウンドに2度ダウンを奪い、TKOを呼び込んだ。

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 23勝(21KO)6敗1分けとなったドミニカン、アブリューはエニス戦までに5敗を喫していたものの、KO負けは無かった。

 それでも、エニスは格の違いを見せ付けた。

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 1997年6月26日生まれのエニスは、現在23歳。178cmの身長に対してリーチが188cmと恵まれた体形だ。アマチュアでは2015年にナショナルゴールデングローブ王者となったが、五輪代表には手が届かず、2016年4月30日にプロデビューした。

 これまで、4回戦時代と6回戦時代に1度ずつ判定までもつれた試合があるが、他はノックアウトを飾っている。

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 試合後、エニスは話した。

 「今日の試合は楽しめたよ。父に『遊ばずに倒せ』って言われたから、そうしたんだ。アブリューも過去にいい選手と戦っていただろうが、俺とはレベルが違う。

 今夜の俺は、KO負けの経験が無い選手を倒せるってことを見せられたよね。世界ランキング10位以内、いや5位以内の選手とやって来年は世界タイトルに挑戦したい」

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 エニスはスピードもパワーもあるが、特徴的なのはスイッチを武器としている点だ。5ラウンドと6ラウンド最初のダウンはオーソドックスで奪ったが、フィニッシュに繋がったアブリューにとって3度目のダウンはサウスポースタンスであった。

 まだ23歳。伸びしろはいくらでもありそうだ。

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 ペンシルバニア州フィラデルフィアは、元世界ヘビー級チャンピオン、ジョー・フレジャーが過ごし、WBA/WBCヘビー級王者のティム・ウィザスプーン、IBFスーパーライト&WBAウエルターと2階級を制したメルドリック・テーラー、ミドル級王座を統一し、ライトヘビー級でもWBC、WBA、IBFタイトルを獲得したバーナード・ホープキンスが生まれ育った地である。

 エニスも、フラデルフィアの名王者の仲間入りを果たせるか。