全勝街道を走るIBFスーパーミドル級王者が、数時間後に2度目の防衛戦のゴング

Photo:Stephanie Trapp/TGB Promotions

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 1992年7月8日にテネシー州ナッシュビルで産声を上げたカレブ・プラントは、2014年5月10日のデビュー以来、順調に白星を重ねて来た。目下の戦績は19戦全勝11KOである。

 13カ月前にベネズエラのホセ・ウスカテギを判定で下してIBFスーパーミドル級タイトルを獲得。昨年7月、21戦全勝のチャレンジャー、マイク・リーとの全勝対決にKO勝ちを収め、初防衛に成功した。

 本日行われる2度目の防衛戦は、生まれ故郷でセットされた。プロ入りしてから、プラントがホームタウンで試合をするのは初めてのことだ。

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 プラントはトレーニングキャンプ打ち上げ直前に、以下のように話した。

 

 「郷里でのファイトということで非常に楽しみだ。プロになってから、ずっとこの地での試合を望んできた。世界チャンピオンとして帰って来ることが出来て興奮しているし、モチベーションは高いね。待ちきれないよ。

 今回の挑戦者であるビンセント・フェイゲンブッツが何試合もこなして、多くのノックアウトを飾っていることは ※戦績は31勝(28KO)2敗 知っている」

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 「気持ちは弾んでいるが、試合以外のことを考えている訳じゃない。ただ、ナッシュビルの人々の前に立てるってことは、この上ない幸福さ。理由なんか無くたって、力が沸いてくるよ。この瞬間のために、何年間もハードに練習してきた。カメラなんか一台も周りにいない頃からね…。

 我がチームは当初、少人数だったけれど、今や大所帯になった。全員でビッグステージに向けて準備して来たんだ」

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 「チームの一員である親父はいつだって、好むと好まざるにかかわらず、俺を支えてくれた。俺は激しい競争者で、ボクシングで負ける自分が許せない。もし、誰かが俺以上に辛いトレーニングをこなすのであれば、自分が負けることになるだろうね。

 この防衛戦に向けたトレーニングにも満足している。ハードワークをこなした達成感がある。これ以上ないという状態にまで仕上げることが出来た」

 プラントは貧困家庭で育ち、多くのトラブルに見舞われる人生を送っている。娘のアリアは、2歳を待たずして他界。51歳だった母のベスは、昨年10月に警官によって射殺された。

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 「飢えた状態に自分を保つことは、自分にとって難しい作業じゃない。故郷の皆さんに、内容のあるファイトをご覧頂くよ。花火を打ち上げるつもりだから、お見逃しなく」

 プラントは、20連勝を飾って娘と母の眠る墓に報告に行けるであろうか?