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メッシのいないアルゼンチン代表

林壮一ノンフィクションライター
アルゼンチン代表は新監督のもと、8月末日にウルグアイ戦を迎える(写真:ロイター/アフロ)

ワールドカップ南米予選は上位4チームに出場権が与えられる。5位はオセアニア代表とのプレーオフをHome & Awayで戦い、勝った方が本大会の出場権を得る。

14試合が終了し、現在の首位はぶっちぎりでブラジル。10勝1敗3引き分け。2位コロンビア、3位ウルグアイ、4位チリ…。そして、苦しんでいるのがブラジル大会準優勝のアルゼンチンだ。現在5位で、6勝4敗4引き分けとは不甲斐ない。そこに来て、残り4試合のうち3試合に、エース、メッシが出場できない。

4月10日、アルゼンチン代表の指揮をとっていたエドガルド・バウサ監督が解任されたが、まだ後任は決定しない。

だが、どうなのだろう…?

これまで、メッシがいてもブラジルのような強さは見せられなかったのだ。先のブラジルW杯でもドイツに勝てなかった。先日のUEFAチャンピオンズリーグでも、バルサはユベントスに敗れている。

4月13日に本稿で発表した記事 https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20170413-00069831/ のインタビューの折、セルヒオ・エスクデロは「現アルゼンチン代表のサッカーは良くない」と語っていたが、もはや新生アルゼンチンを育てる時期ではないのか?

やはり、水色と白の縦縞は世界中のサッカーファンに夢を見せる存在であってほしい。

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“強い”アルゼンチンがみたい。'''

メッシばかりに頼っていては、明日が無い。新監督の采配と、8月31日の次戦に期待したい。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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