「安田純平さんは無事」「武装勢力と対話可能」消息筋ー取材中拘束され、シリア各地転々

国境なき記者団のウェブサイトに掲載された安田純平さん解放を呼びかける声明

国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」が、フリージャーナリストの安田純平さん(41)について「シリアの武装勢力に拘束され身代金を要求されている」「期限内に対応しなければ殺される」として、早急な対応を日本政府を求める声明を、22日、団体のウェブサイトに掲載した問題(関連記事)について、新たな情報が入った。

現地事情に詳しい消息筋によると、「安田さんは武装勢力に拘束されているが無事」「身代金の請求は今のところない」とのこと。「安田さんは今年7月頃、現地武装勢力に拘束され、場所を転々と移されてはいるが、武装勢力はIS(いわゆる「イスラム国」)系ではなく、対話は可能」だと言う。

安田さんについては、今回の国境なき記者団の件も含め、情報が錯そうしている。「安田さんは既に死亡している」などといった情報も流布されているが、前出の消息筋は、「いずれも事実ではない」と否定している。

ただ、ロシアや欧米の有志連合によるシリア空爆で、現地情勢は非常に混乱しており、安田さんの身の安全や解放交渉にも悪影響が及ぶことが懸念されている。また、安倍政権の言動によっては、現地武装勢力を刺激し、安田さんにとっても危険な状況となり得る恐れもある。

(了)

パレスチナやイラクなどの紛争地での現地取材、脱原発・自然エネルギー取材の他、米軍基地問題や貧困・格差etcも取材、幅広く活動するジャーナリスト。週刊誌や新聞、通信社などに寄稿、テレビ局に映像を提供。著書に『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共編著に『原発依存国家』(扶桑社新書)、『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同ブックレット)など。イラク戦争の検証を求めるネットワークの事務局長。

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