パレスチナやイラクなどの紛争地での現地取材、脱原発・自然エネルギー取材の他、入管による在日外国人への人権侵害、米軍基地問題や貧困・格差etcも取材、幅広く活動するジャーナリスト。週刊誌や新聞、通信社などに寄稿、テレビ局に映像を提供。著書に『難民鎖国ニッポン』、『13歳からの環境問題』(かもがわ出版)、『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共編著に『原発依存国家』(扶桑社新書)、『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同ブックレット)など。
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記事一覧
- ウクライナ危機で改憲?いや、イラク戦争の検証こそ必要だ
「攻め込まれたらどうする?」とウクライナ危機に便乗した改憲論は間違いだ。侵略戦争を否定する国連憲章の原点に戻ることが必要で、それは憲法9条との親和性が高い。ダブスタをなくす上でイラク戦争の検証も重要。
- 【コラム】ウクライナ危機に便乗、「火事場泥棒」的な改憲派(と護憲派の一部も)を叱る
ウクライナ危機に便乗して、自民党などが改憲論を主張しているは、「火事場泥棒」的な暴論であり、戦禍に苦しむウクライナの人々を利用するやり方は、無神経かつ卑劣なものだ。
- 戦地取材経験者が日本のウクライナ報道に思うこと
先日配信した、有働アナがウクライナ中継を中断したことについての記事は大きな反響があった。本記事では、読者皆さんからいただいた意見にもコメントしながら、戦争報道のあり方について考えていきたい。
- その「善意」は薬か毒か―有働アナがウクライナ中継に「やめましょう」、戦場記者らの評価は?
日本テレビ系列のニュース番組で、ウクライナからの記者の中継をアナウンサーが「安全のため」中断させた。ネット上では評価する声もあったが、紛争地の現場で活動してきた記者や人道支援関係者からは疑問の声も。
- グレタさん達「ロシアのガス買うな」、ウクライナの若者達と声をあげる-日本の環境団体も岸田首相らに要求
環境活動家グレタ・トゥーンベリさんら温暖化防止を求める若者達が、ウクライナ侵攻への抗議活動を各国で開始。「ロシアのガスを買うな」等と訴えている。同様の動きは日本でも環境団体が連名での要求を公開した。
- ウクライナ危機、岸田首相は自身の発言を実行しなさい―防弾チョッキより必要なこと
ウクライナの平和のために日本ができることとして、防弾チョッキを送ることよりも、ロシアの戦費を断つことの方が重要だ。岸田首相は自身の言葉を有言実行する責任がある。そのために重要なのが建築物の省エネ化だ。
- 「力による現状変更」へのバイデン氏の欺瞞―許容されるイスラエルの「戦争犯罪」
「力による現状変更は許さない」とロシアへの国際的な圧力を仕掛けいくバイデン米国大統領。だが、自国が支援するイスラエルによる「力による現状変更」には、あまりに寛容で、ダブルスタンダードが甚だしい。
- プーチン氏を追い詰めるか?欧州の対抗策は「脱炭素」―ウクライナ危機
ウクライナ侵攻を強行した国際社会のプーチン大統領への不信感は決定的に。脱炭素を目指す欧州は、天然ガスや石油へのロシア依存を見直し、それはプーチン政権の終わりの始まりとなるのだろう。
- オリンピックも原因?日本人妻が奪われた幸せ「正直者が馬鹿を見る」―入管に「騙され」、家族離散
入管は難民その他の日本での在留を望む外国人の人々のみならず、日本人の配偶者や子ども達の基本的人権を著しく侵害している。ある日本人女性は筆者の取材に「入管に騙されて家族がバラバラになった」と訴えた。
- 立民・石川氏憤り「人の心はあるのか」大腿骨壊死を2年半放置で寝たきり、排便はベッドの穴へ―入管の非道
大村入管管理センター(長崎県大村市)が、健康であったネパール人男性を寝たきりの状態にしてしまった。症状が悪化する一方、入管側は治療を行なわず、このままだと生命すら危ういと、弁護士や支援者らは懸念。
- ハーマイオニー役エマに卑劣な攻撃―「反ユダヤ」の批判にユダヤ人達が反論
映画『ハリーポッター』シリーズで知られる女優エマ・ワトソンさんが「反ユダヤ」と中傷されたことにユダヤ人の人々も憤りの声。本件に象徴されるユダヤ人社会の意識変化は米国や日本の外交政策にも変化を与え得る。
- グレタさんに日本から「最悪のプレゼント」―嘆願聞き入れず、背景に岸田政権
グレタさん含め環境NGOや温暖化防止をもとめる若者達などから、その見直しが求められてきたベトナムでの石炭火力発電事業に、中国電力と四国電力が参画を表明。その背景には岸田政権のゼロエミ火力推進もある。
- ウィシュマさん最後の日と岸田首相の冷血
昨年3月、名古屋入管に収容されていたウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題で、今月20日、参院本会議で岸田首相への質疑が行なわれ、岸田首相は入管の主張をなぞるだけの無知さ、冷血さをさらした。
- 岸田首相の「脱炭素」が日本を救えない理由とは?大量失業、競争力低下の深刻度
今月17日、岸田文雄首相は、施政方針演説の中で、温暖化対策を重視していくことを強調した。その言葉通りならば、大いに結構なことだ。だが、その後の国会質疑では早くも、その本気度が問われる答弁をしている。
- 「トンガ噴火でグレタさんも脱炭素も終わり」の真偽は?
トンガでの大規模火山噴火で排出されたCO2で、人間社会の温暖化防止の取り組みが意味をなさなくなるから脱炭素は無意味―その様な主張がネットで出回っているが真偽はいかに。環境ジャーナリストが解説。
- NHKも朝日新聞も引っかかったフェイク "日本政府が国連に反論"
難民その他帰国出来ない事情を抱える外国人の人々を長期収容していることで国連からも批判された入管は、フェイクによって批判を塗りつぶそうとしている。しかも、メディアも、そのフェイクを拡散してしまっている。
- 1300日超の拘束、精神崩壊、自殺未遂―難民男性ら「入管自体が違法」「国連のルール守れ」と提訴
難民その他、帰国できない事情を抱える外国人に対し、出入国在留管理庁がその収容施設に無期限に長期間、収容している問題で、入管の法制度自体を問い直す裁判が始まろうとしている。
- ウィシュマさん死亡の反省無し、入管は存在してはいけない組織―法令・人命軽視、差別助長、自浄能力の欠如
出入国在留管理庁は次の国会で入管法改定案を再提出する見込みだが、審議されるべきは入管のあり方そのものだ。法よりも差別主義を優先し人権侵害を繰り返し人命まで奪うような行政機関は存在してはいけない。
- ウィシュマさん死亡前の映像「人格と肉体を破壊する様子まざまざ」立憲・有田議員ら戦慄の内容を報告
今年3月、名古屋入館内で死亡したウィシュマ・サンダマリさん。その過程を記録した入管内監視カメラ映像が野党議員らに開示され、議員らがその戦慄の内容を自身のツイッターやブログで報告した。
- 愚かで有害、産経新聞の「スクープ」で覆い隠される問題とは―弁護士3団体が抗議声明
産経新聞のネット版に今月16日に掲載された、入管問題についての記事が波紋を呼んでいる。これに対し、同20日付で弁護士3団体が抗議声明を発表した。メディアは権力に利用される危険性を常に警戒すべきだ。
- 安田純平さん「今なお拘束されているかのよう」―国、メディア、ネットに奪われた自由
シリアでの3年4ヵ月にわたる拘束を経て、2018年10月に帰国したジャーナリストの安田純平さん。だが、解放から3年余り経った今も、日本政府やメディア、ネットによって苦しめ続けられている。
- 「差別こそ力の源」人権派弁護士が指摘、入管の闇
法務省・出入国在留管理庁(入管)の人権や法令を蔑ろにする振る舞いは、事例をあげればキリがない。なぜ、入管はそこまで人権や法令を軽視するのか。それは、今月21日に入管が公表した資料に表れていた。
- 入管法、真の改正のためには?
来年通常国会で入管法の改正が再び国会で審議されるという。それならば、これまで国内外から再三受けてきた是正勧告を考慮すべきであろう。現在の入管法及び入管行政の問題点と真の改正ための政策についてまとめた。
- 車椅子の病人に集団暴行、1時間半―入管「コメントは差し控える」
またも入管による不祥事が発覚した。健康状態が悪化し車椅子を使っていた被収容者に対し、入管職員が数人がかりで1時間半も暴行を行ったというのだ。被害者の男性に話を聞いた。
- グレタさんは「過激」?脱炭素は「欧州の押し付け」?ジャーナリストが解説―問われる日本のメディア
COP26 で世界の脱炭素の動きは加速。だが、日本の一部の新聞や雑誌は、グレタさんや温暖化対策を進めようとする欧州を、歪んだ情報や認識で叩いている。これらの報道の問題点を、環境ジャーナリストが解説。