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iPhone 13シリーズの価格、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル出揃う。最安は楽天にMNP

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
iPhone 13は9月24日発売。筆者キャプチャ

 本日9月17日21時からAppleの最新スマートフォンiPhone 13シリーズの予約受付が始まります。それに向けてドコモ・au(KDDI)・ソフトバンク・楽天モバイルからも価格が発表されました。

 価格を比較しやすいよう、キャリア4社にくわえてApple直販の価格もあわせて掲載します。

iPhone 13 miniの価格

 まずはiPhone 13 miniの一括購入価格です。

iPhone 13 miniの一括購入価格。いずれも税込。筆者作成。
iPhone 13 miniの一括購入価格。いずれも税込。筆者作成。

 最安は楽天モバイル。次がアップルです。

 その次がドコモのように見えますが、安いのは128GBモデルのみ。256GBモデル、512GBモデルではauとソフトバンクが逆転します。

 一番安いiPhoneは、価格を最後に出してきた楽天モバイルでした。

iPhone 13の価格

 次にiPhone 13の一括購入価格です。

iPhone 13の一括購入価格。いずれも税込。筆者作成。
iPhone 13の一括購入価格。いずれも税込。筆者作成。

 最安は楽天モバイルとアップルです。両社、価格は同じです。

 次に128GBモデル、256GBモデルならドコモ、512GBモデルならauとソフトバンクとなります。

iPhone 13 Proの価格

 続いてiPhone 13 Proの一括購入価格です。

iPhone 13 Proの一括購入価格。いずれも税込。筆者作成。
iPhone 13 Proの一括購入価格。いずれも税込。筆者作成。

 こちらも最安は楽天モバイルとアップルです。

 そして128GBモデルならドコモ、au、ソフトバンク。256GB以上のモデルならau、ソフトバンク、ドコモの順です。

iPhone 13 Pro Maxの価格

 最後にiPhone 13 Pro Maxの一括購入価格です。

iPhone 13 Pro Maxの一括購入価格。いずれも税込。筆者作成。
iPhone 13 Pro Maxの一括購入価格。いずれも税込。筆者作成。

 こちらも最安は楽天モバイルとアップルです。というか楽天モバイルはiPhone 13 mini 128GBモデル以外はアップルと価格が同じです。

 そしてiPhone 13 Pro Maxでは「128GBモデルだけ安いドコモ」というイメージが逆転。価格はどのモデルでもau、ソフトバンク、ドコモの順番です。

 容量の大きいモデル、画面の大きなモデルではいずれもドコモが一番高く設定されています。

MNPでドコモ・auは22,000円割引、楽天モバイルは20,000ポイント還元

 これらを踏まえると一番安く買えるのは楽天モバイル、またはアップルということになりますが、キャリアごとにオンライン契約&乗り換え(MNP)による割引が設定されています。

 それによると、ドコモはMNPだと22,000円の割引が、auは新規契約だと11,000円、MNPだと22,000円の割引が、楽天モバイルは初回&新規契約だと5,000円分の楽天ポイント、MNPだと20,000円分の楽天ポイントが還元されます。

 これらの割引や還元を踏まえた一括購入の実質価格は次のとおりです。

iPhone 13 miniの割引後価格

割引をふくめたiPhone 13 miniの一括購入価格。筆者作成。
割引をふくめたiPhone 13 miniの一括購入価格。筆者作成。

iPhone 13の割引後価格

割引をふくめたiPhone 13の一括購入価格。筆者作成。
割引をふくめたiPhone 13の一括購入価格。筆者作成。

iPhone 13 Proの割引後価格

割引をふくめたiPhone 13 Proの一括購入価格。筆者作成。
割引をふくめたiPhone 13 Proの一括購入価格。筆者作成。

iPhone 13 Pro Maxの割引後価格

割引をふくめたiPhone 13 Pro Maxの一括購入価格。筆者作成。
割引をふくめたiPhone 13 Pro Maxの一括購入価格。筆者作成。

楽天モバイルがMNPで最安に

 楽天ポイントでの還元になりますが、割引もふくめるとアップルとほぼ同一価格を出してきた楽天モバイルが最安という結果です。

 都市部以外はパートナー回線エリアが多いためメイン回線として利用できる人は限られますが、iPhone 13を少しでも安く購入したい方は楽天モバイルが選択肢に入りそうです。

残価設定ローンでの購入も

 もうひとつの選択肢はいわゆる「残価設定ローン(端末返却プログラム)」を使った購入方法です。

 ドコモの「いつでもカエドキプログラム」、auの「スマホトクするプログラム」、ソフトバンクの「トクするサポート」、楽天モバイルの「iPhoneアップグレードプログラム」を利用すると、端末を返却する必要はあるものの、iPhoneを安価で利用できます。

 とくにドコモはこのプログラムの利用を推奨しているかのような残価設定になっており、「iPhone 13が一番高い」理由はこのあたりにあるのかもしれません。

 個人的には中古端末を個人で売る方が良いとは思いますが、中古ショップに持っていったり、オークションやフリマアプリに出品するのが面倒な方はこうしたプログラムを利用するのも良いでしょう。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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