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上原浩治「顔が苦手とか、親に対して失礼」。J-CASTの容姿言及記事に「すげぇ悔しい」と意見表明

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
上原浩治さん。2017年時(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 元プロ野球選手の上原浩治さんが、自分の容姿に対して「顔が苦手」、「好意をもっていなかった」と書いたマスコミの記事に対して、ブログで「すげぇ悔しい」と意見を表明しています。

J-CAST記事「彼の顔が苦手で、余り好意をもっていなかった」

 問題の記事はJ-CASTが6月11日に公開したテレビウォッチなるコーナーのコラムです。

 記事は藤川球児さんと上原浩治さんによる解説について取り上げたものですが、記事のなかで上原さんの容姿に対して「筆者は彼の顔が苦手で、余り好意をもっていなかった。いかに、男は顔じゃないよと言われても、プロ野球のピッチャーにはイケメンもいる」と、(筆者にとって)イケメンではないと誹謗。

 続いて「引退後の上原は美醜に関係がなくなり」と、まるで野球のプレイに容姿が関係あるかのようにも書かれていました。

「ブサイクでも野球頑張りました。あなたに何か迷惑かけましたか?」

 この記事を受けて上原さんは自身のブログで6月13日、「すげぇ悔しい」と意見を表明します。

 ブログでは「自分のことを言うのはまだ我慢します。ただ、容姿について、顔が苦手とか、好意を持ってないとか...親に対して失礼かと思うんです」と、容姿が好ましくないと書いたことについて反論。

 また、「ブサイクでも野球頑張りました。あなたに何か迷惑かけましたか??」、「そんなこと言うのなら、堂々と名前を出してください。顔をさらけ出してください。報道の自由にも程があります」と、野球と容姿に関連性があるかのように報じたことについて、メディア側の責任を求めました。

編集者がボツにするべき記事

 筆者もマスコミ側の人間のひとりですが、J-CASTの記事はとても失礼なものだと思います。

 記事は黄蘭さん(J-CASTでのペンネーム。書いているのは批評家の麻生千晶さん)によるコラムであり、J-CASTの意見ではないと思いますが、このような記事は編集者が修正を依頼するかボツにするべき記事でしょう。

 たとえば女性に対して「この人の顔は美しくない」と報じれば炎上することは簡単に想像できます。これを、男性にも当てはめるべきです。というか、そう考えることが当たり前です。

 J-CASTは報じた責任として、記事の削除や謝罪などの対応をするべきではないでしょうか?

6月14日19時57分追記

 J-CASTが記事を修正し、謝罪しました。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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