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GoToEatで「無限くら寿司」を実践。人数×1,000ポイント貰えるため次回食事から実質ほぼ無料に

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
お寿司がひとり10皿までほぼ無料になる「無限くら寿司」。筆者撮影

 SNSを中心に、くら寿司で「Go To Eatキャンペーン」を利用するとほぼ無料で繰り返しお寿司が食べられる「無限くら寿司」が話題です。

 本当にそんなことができるのか? 実際に試してみました。

初回は通常どおりの支払い

 くら寿司は予約・順番受付サイト『EPARK』を通じてオンライン予約することで、「Go To Eatキャンペーン」の利用ができます。

 今回は家族3人で予約を入れて食べに行きました。

 くら寿司は現在『鬼滅の刃』コラボを実施しているため、子供連れにかなりの人気です。予約時間から待つこと20分、ようやく席に着くことができました。

 あとは普通に食べるだけ。

 3人でお寿司31皿に椀物、デザートなどをくわえて会計はしめて4,147円でした。晩ご飯の代金としては普通でしょう。

くら寿司での会計。初回は通常通りの支払い。筆者撮影
くら寿司での会計。初回は通常通りの支払い。筆者撮影

 これを現金などで支払い、会計は終了です。

Go To Eatポイントが3,000円分付与

 「Go To Eatキャンペーン」で大事なのはここからで、支払い時に受け取ったレシートの写真を撮影して『EPARK』にてポイントを申請します。

 すると、申請から約1時間ほどで3名の予約分=3,000ポイントが『EPARK』のアカウントに付与されました。

『EPARK』で使えるポイントを受け取れる。筆者撮影
『EPARK』で使えるポイントを受け取れる。筆者撮影

 この3,000ポイントが、次回の食事のときに使えるのです。

 つまり4,147円-3,000ポイントで、実質たったの1,147円で家族3人の晩ご飯をすませられた計算になります。

 これはバカ安です。

 あとは後日くら寿司へ行ったときに先に3,000ポイントを会計で行い、残りの代金を現金などで支払えばokということになります。

 毎回人数分×1,000円を引いた金額でお寿司が食べられる。これが「無限くら寿司」のからくりです。

Go To Eatポイントは別のお店でも利用可能

くら寿司で得た3,000ポイントを焼肉きんぐで利用。筆者撮影
くら寿司で得た3,000ポイントを焼肉きんぐで利用。筆者撮影

 ちなみにこのGo To Eatポイントは、べつのGo To Eatキャンペーンの対象店でも会計に利用できます。

 じつはこのくら寿司を食べに行った翌日に、焼き肉食べ放題をやっている焼肉きんぐに行きました。

 焼肉きんぐでの会計は家族3人で11,121円でしたが、Go To Eatポイントを3,000円分使うことで支払い額は8,121円に。

焼肉きんぐでの会計。料金から3,000円分が引かれている。筆者撮影
焼肉きんぐでの会計。料金から3,000円分が引かれている。筆者撮影

 さらにこの食事の分をポイント申請することで、再び3,000円分のGo To Eatポイントを受け取れました。

 このポイントを使うことで次も「無限くら寿司」ができます。わけがわからなくなってきました。

「無限くら寿司」の注意点は?

 お得にしか思えない「無限くら寿司」ですが、利用にはいくつか注意点があります。

 ひとつはオンライン予約は「2名以上」である必要があること。

 ひとりでは「無限くら寿司」はできません。

 もうひとつは1回の食事でひとりあたり1,000円以上利用しないといけないことです。

 「トリキの錬金術」と呼ばれたような低額の商品を頼んでお会計→支払い以上のGo To Eatポイントを受け取ることはできません。1,000円以上の利用が必要です。

 とは言えくら寿司でひとり1,000円の支払いと言えば10皿分です。だいたいの人はお腹いっぱいになれるのではないでしょうか?

そのうち予約いっぱいで利用できなくなりそう

くら寿司も公式サイトで利用を推奨。筆者キャプチャ
くら寿司も公式サイトで利用を推奨。筆者キャプチャ

 今回の「無限くら寿司」はくら寿司公式も宣伝している使い方であり、Go To Eatキャンペーンの趣旨からも外れてはいないと思います。

 しかし、このことが広まればポイント還元目当ての客が連日のように予約し、「無限くら寿司」はなかなか利用できなくなることでしょう。

 興味のある人はその前に試してみることをおすすめします。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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