アップル最新型iPhoneをインドで製造へ。アメリカと中国の貿易摩擦の回避が狙いか

ノッチ付き、ホームボタンなしがiPhone Xファミリーの特徴(写真:ロイター/アフロ)

 アップルが同社スマートフォンのハイエンドモデルとなる「iPhone Xファミリー」の組み立てを、インドで開始するとロイター通信が12月27日に報じました。

 「iPhone Xファミリー」とは、『iPhone X』をはじめとした『iPhone XS』や『iPhone XR』などのノッチ(切り欠き)付き(ほぼ)前面フルディスプレイの最新型iPhoneのことを指します。

台湾Foxconn(鴻海)がインドでの製造に参加

 これまでインドでは台湾Wistronが『iPhone SE』や『iPhone 6s』の製造を行ってきましたが、今回インドで製造を行うと伝えられているのはライバル会社Foxconnの現地小会社です。

 印メディア『The Economic Times』によると、Foxconnはインドのタミル・ナードゥ州で1年以上前からこの計画を進めており、発表は2019年1月になる見通しだとのことです。

狙いは米中貿易摩擦による関税回避か

 このインドでのiPhone製造計画についてアップル、Foxconnともにコメントは発表していません。業界筋のあいだでは、アメリカと中国による貿易摩擦を回避するためのものではないかとみられています。

 米中貿易摩擦については先月26日、ドナルド・トランプ大統領が「(中国で製造して輸入される)アップル製品に対して10%の関税をかける可能性がある」と発言したことが業界で大きな話題となりました。

 これを受けてか12月4日に台湾Foxconnがベトナムへの工場移転を検討していることが伝えられ、翌5日には台湾Pegatronもインドネシアに移転する計画があると伝えられました。

 今回のインドへの移転計画も明かされたことを考えると、iPhone製造工場の中国からの脱出はもはや止まらないと言えるでしょう。