アップルのiPhoneは将来的になりすましによる迷惑電話を防げるようになる?

電話に人間が出る時代はおわる?(写真:アフロ)

 アップルのスマートフォン『iPhone』は、将来的に電話番号を偽装表示(なりすまし)してかけてくる迷惑電話や詐欺電話を発見・警告できるようになるかもしれません。

 10月11日に米国特許商標庁が公開した情報によると、アップルは電話番号が本物であるかどうかを確認し、偽装されている場合はユーザーに警告を表示する特許を出願していたことがわかりました。

 この技術がiPhoneに採用された場合、ユーザーは迷惑電話がかかってきたときにあらかじめ警告を受け取ることや、そもそも最初からブロックして電話を取らないようにすることができます。

グーグルは「Call Screen」機能で迷惑機能に対処

 こうした迷惑電話への動きは、アップルだけにとどまりません。

 グーグルは10月9日に開催したイベント「Made by Google 2018」で、迷惑電話に対してAIが対応する「Call Screen」機能を発表しています。

 「Call Screen」機能はかかってきた電話に対して、ユーザーの代わりにAIの「Googleアシスタント」が受け答えするというものです。

 そしてAIに対する発信者の受け答えの内容が画面(スクリーン)に表示され、ユーザーはそれを見て電話を取るか切るかを選ぶことができる仕組みです。

発表された「Call Screen」機能。ユーザーは様々な選択肢から対応を選べる。「Made by Google 2018」より筆者キャプチャ
発表された「Call Screen」機能。ユーザーは様々な選択肢から対応を選べる。「Made by Google 2018」より筆者キャプチャ

 詐欺電話はもちろんのこと、セールス電話などの受け取る必要のない電話の応対をAIに任せられるのはユーザーからすると嬉しいかぎり。

 Googleはこの「Call Screen」機能をまずは『Pixel 3』でリリースし、来月11月からは『Pixel』ファミリー(シリーズ)で利用できるようにすると発表しています(とは言え日本語対応については不明です)。

2019年は半分が迷惑電話になるとの予測

 これはアメリカの話ですが、迷惑電話のブロックサービスを提供している会社First Orionは、2019年にスマートフォンにかかってくる電話の半分近くが迷惑電話・詐欺電話になるだろうと予測しています。

 同社は総通話のうち迷惑電話の割合は2017年は3.7%だったものの、今年は29%以上であり、2019年初頭には45%になるとみているとのことです。

 本当に2回に1回は迷惑電話を受け取るような時代がくるのであれば、それへの対応はメーカーにとって急務と言えるでしょう。